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知って納得、ケータイ業界の"なぜ" 第172回 ソフトバンクからフルラインアップの販売を実現したモトローラ、今後の成長の鍵は

マイナビニュース / 2024年7月8日 15時22分

画像提供:マイナビニュース

米モトローラ・モビリティは2024年7月3日、125Wの急速充電に対応したミドルクラスの最新スマートフォン「motorola edge 50 pro」の国内発売を発表。同時にソフトバンクから兄弟モデル「motorola edge 50s pro」が発売されることも発表されたが、このことは日本市場で同社が大きく躍進する契機となる可能性が高いが、それ以上の成長につなげるにはハードルも少なくない。
○「motorola edge 50s pro」で課題のミドルクラスを開拓

2023年に経営破綻したFCNTの事業を承継するなど、これまで手薄だった日本でのスマートフォン市場開拓にも力を注ぎ始めた中国のレノボ・グループ。ただFCNTを手に入れたとはいえ、同社のスマートフォン事業の主軸は米モトローラ・モビリティである。

そうしたことからモトローラ・モビリティもここ最近日本市場の開拓にかなり力を注いでいるようで、携帯大手の一角を占めるソフトバンクとの関係を大幅に強化している。実際、2023年にはエントリークラスの「moto g53y 5G」をワイモバイルブランドから、折り畳みスマートフォンの「motorola razr 40s」をソフトバンクブランドから販売するなど、急速に関係強化を図ってきた。

その取り組みは2024年も続いているようで、2024年6月27日には新しいエントリークラスのスマートフォン「moto g64j 5G」を発表。その兄弟モデルとなる「moto g64y 5G」を、やはりワイモバイルから販売することを発表している。

そして2024年7月3日、同社は新製品発表会を実施し、新たに「motorola edge 50 pro」を発売することを発表している。これは同社としてはミドル~ミドルハイクラスに位置する「edge」シリーズに属し、日本では2023年に発売された「motorola edge 40」の後継となるモデル。曲面ディスプレイやヴィーガンレザー素材を採用したデザインと、125Wの急速充電に対応しているのが大きな特徴といえるだろう。

だがmotorola edge 40はオープン市場のみでの販売となったのに対し、motorola edge 50 proは、その兄弟モデル「motorola edge 50s pro」がソフトバンクから販売されることとなった。こちらはmotorola edge 50 proと比べ、RAMが12GBから8GBに減らされている一方で、カラーが1色追加され3色での展開がなされている点が大きな違いとなるようだ。

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