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監視すべきアウトソースベンダーにまつわるリスク 8選

マイナビニュース / 2024年7月11日 11時31分

画像提供:マイナビニュース


前回は「サイバーセキュリティリスク」の定義と考慮すべき事項を説明しました。リスクの一つとして挙げたアウトソースベンダーに起因するリスク(ベンダーリスク)は最近よく耳にするようになりました。そこで今回は、ベンダーにまつわるリスクに関して掘り下げてみます。

サードパーティベンダーへの業務委託は、組織のコスト削減と業務効率の向上を実現するため、一般的なビジネス戦略となっています。サードパーティベンダーが担う役割が拡大するにつれ、ベンダー管理プロセスの整備がビジネス成功のカギを握るようになりました。

効果的なベンダー管理プロセスは、コスト効率だけでなく、提供されるサービスの品質と信頼性も保証します。強固なベンダー管理プロセスは、競争優位性と卓越したオペレーションを維持するために不可欠です。
なぜベンダーリスクマネジメントが重要なのか?

ベンダーは重要なシステムや顧客データにアクセスできるため、委託する側としてはベンダーのサイバーセキュリティリスクを監視し、ビジネスに対する潜在的な脅威を抑制することが不可欠です。

サードパーティベンダーのリスクを適切に管理することは、ベンダーと連携する上で直面する可能性のある風評被害、コンプライアンス違反、または業務上の損害の回避につながり、組織のデータと業務を保護するための重要なステップです。

リスクベースのアプローチでベンダー管理を行うには、組織がさまざまな種類のベンダーリスクを把握し、理解する必要があります。

組織はサードパーティリスクを正確に評価し、ビジネスに対する脅威に基づいてベンダーの階層に沿ったプロセスを開始し、セキュリティチームは特定されたすべての脅威に確実に対処するための改善戦略を策定します。

このようなプロアクティブな管理は、リスクの軽減に不可欠であり、脅威の状況変化に対応するべく、ベンダーとの関係を継続的に監視、見直すことが求められます。さらに、効果的な改善戦略は、脆弱性を解決し、サードパーティとの関係から発生する可能性のあるセキュリティ侵害を防止するための鍵となります。
ベンダーリスクにはどのような種類があるか?

ベンダーのリスク管理の第一歩は、自社のビジネスに対してどのようなリスクがあるのかを理解することです。以下、サードパーティベンダーを評価する際に注意すべき8種類のベンダーリスクを紹介します。
(1)サイバーセキュリティリスク

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