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『アンチヒーロー』春ドラマ注目度1位 夏は『海のはじまり』が高数値でスタート

マイナビニュース / 2024年7月13日 6時0分

ドラマは「LOVE」「LIFE」「LIMIT」という3つのLをテーマに、それぞれの姉妹の人生模様を丁寧に描いた。川口春奈、木南晴夏、畑芽育が演じる三姉妹の絆や恋愛事情が、多くの視聴者の共感を得たようだ。

視聴質データを見ると、男性の注目度が3位(67.3%)、女性の注目度が4位(66.6%)と、性別を問わず高い関心を集めていたことが分かる。各世代の女性の悩みや成長を細やかに描いたハートフルなストーリー展開が、幅広い層の心をつかんだと考えられる。

さらに興味深いのは、初回の注目度が7位(60.7%)だったのに対し、最終回では3位まで上昇したこと。これは、エピソードを重ねるごとに物語の魅力が増し、キャラクターの深みが増していったということだろう。特に、川口春奈と松下洸平の織りなすラブストーリーは、SNSで大きな反響を呼んだ。

最終回では、主人公・七苗とコウタロウの恋の行方や、家業である銭湯「おおば湯」を含む商店街の存続問題など、複数の storyline が絡み合い、視聴者を惹きつける展開となった。

新井順子プロデューサーは本作について、「自分は自分でしかなく、何歳になっても、今の自分がいいなと思えるように。自分を好きになってほしいな」と語っている。この言葉が示すように、『9ボーダー』は視聴者に自己肯定感を与える力を持った作品だったと言えるだろう。

世帯視聴率は8位(5.6%)とやや控えめだったが、高い注目度を考慮すると、録画やオンデマンド視聴など、リアルタイム以外での視聴も多かったと推測される。SNSでの反響も大きく、「最高の終わり方」「ハッピーエンドで最高」といった好意的な感想が多く見られた。

『9ボーダー』は、現代を生きる女性たちの葛藤と希望を巧みに描き、視聴者の心に深く刻まれた作品となった。高い注目度は、このドラマが多くの人々の共感を呼び、自己を見つめ直す機会を提供したことを示している。
○2位と3位が“記憶喪失もの”作品に

木村拓哉主演の『Believe~君にかける橋~』(テレビ朝日系)と今田美桜主演の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の注目度ランキングは4位と6位でTOP3を逃したものの、視聴率で2位と3位に堂々のランクインを果たし、こちらも前評判を裏切らない結果を残した。

『Believe』は初回で注目度2位にランクインすると、最終回でも男性4位、女性2位を記録。特に女性視聴者からの支持が厚く、注目度67.1%は見逃せない数字だ。最終回では「#びりーぶ」がX(Twitter)でトレンド1位となり、視聴者の高い関心を示した。

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