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「成長か、停滞か」 - 選択を迫られた日本企業にIBMが提案するAIの活用策

マイナビニュース / 2024年7月12日 5時0分

この分野ではRed Hatがリーダーであり、ハイブリッドクラウドアプリケーションプラットフォームの「OpenShift」はアプリケーションのデプロイを簡素化し、コンテナ化を進めているほか、自動化プラットフォームの「Ansible Automation Plarform」を提供しており、ハイブリッドクラウドこそが共通的なアプローチだという。

企業におけるAIとデータの活用は初期段階

AIについては、生成AIによるGDPの推定増加額が7兆ドル、生成AIを試験運用中の企業数が45%、本番運用中の企業数が10%という数値を示し「AIとデータの活用はまだまだ初期段階」と同氏は位置付けている。

そうしたことから、同社では生成AIを本番環境で活用していない企業に対して、昨年の「Think 2023」で発表した「IBM watsonx」を訴求。NTTデータはAIを活用して、デジタルレイバー(自動化ツールやAIを利用して作成されたソフトウェアロボット)をオーケストレーションする「IBM watsonx Orchestrate」により、70%の業務生産性の向上を実現したという。

watsonx Orchestrateは、迅速にAIアシスタントを作成できるアシスタントビルダーを備えていることに加え、そのほかにもプログラミングコードの生成する「watsonx Code Assistant」、生成AIを用いてメインフレーム「IBM Z」のCOBOLをJavaに変換する「watsonx Code Assistant for Z」、IBM Zプラットフォーム上で生産性を向上させるための生成AIアシスタント「watsonx Assistant for Z」などをトーマス氏は紹介した。

さらには、オープンソース化された独自の基盤モデル「Granite」や、IBMとRed Hat開発したLLM(大規模言語モデル)を強化するためのオープンソースAIプロジェクト「InstructLab」を挙げていた。
サイロ化したツールの解消に向けたIT運用の自動化

自動化に関しては「IBM Concert」を解説。ある調査結果では、ITの複雑さが成功の妨げとなっていると回答した企業リーダーが82%に達し、テクノロジー支出の意思決定に関する重要な情報が不足していると回答したビジネスリーダーは55%、生成AIが2028年までに開発クラウドネイティブアプリケーションの数は10億だという。

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