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大河原克行のNewsInsight 第306回 パナソニックがはじめた「賃貸住宅」事業、くらしニーズの変化を捉え成長期へ

マイナビニュース / 2024年7月16日 17時54分

パナソニックがnoifulで提供する家電製品は、ドラム式洗濯乾燥機や縦型洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、テレビ、BDレコーダー、ロボット掃除機、コードレススティック掃除機、ヘアドライヤーナノケア、美顔器、コーヒーメーカー、食洗機、空気清浄機、衣類スチーマーなど、約30品目に渡っており、選択肢が幅広い。最低3カ月からの契約が可能で、入居者にあわせて自動延長することになる。

「最新家電が使いたいが、高くて買えないといった場合も、サブスクリプションにより初期投資を少なくして利用できる。家電を借りるという新たな提案によって、豊かなくらしの実現をサポートできる。入居者にとっては、欲しい家電に手が届きやすくなり、入居したその日から快適なくらしをはじめられるというメリットがある」とする。

洗濯機や冷蔵庫、レンジの利用率が高く、なかでもドラム式洗濯乾燥機を選択する利用者が多いという。ここでは、購入するには高価だが、サブスクリプションであれば利用しやすいという理由もありそうだ。また、少し部屋が広い場合には、ロボット掃除機やオートクッカーなどの利用も多いという。

現在、大手デベロッパーが管理する物件などを中心に、東京、神奈川、埼玉の約1000戸でnoiful ROOMが利用できるという。

同社では、「noiful ROOM」の新たなプランとして、2024年3月から、家具を備え付けた賃貸住宅の提供を開始した。

ベッドやカーテン、照明などを選定し、家電と家具をコーディネートした部屋を提供。自分の時間を大切に過ごせるシンプルな空間を意識した構成を実現しているという。

「入居してすぐに家電が必要であるのと同様に、カーテンや布団もすぐに必要である。初めて一人暮らしをするという人にとってはメリットがあるサービスになる」とする。

家電および家具付きの部屋は、まずは、埼玉県川口市の「ザ・パークハビオ 川口」と、東京都豊島区の「ザ・パークハビオ 東長崎」の9 部屋で展開。家具のコーディネートはIKEA 港北が行った。

今後は、それぞれの土地やターゲット層に合わせて、家電と家具によって部屋をコーディネートし、家電や家具を持たずに入居し、捨てずに退居できるという、軽やかなくらしの提案の幅を広げたいとしている。

もうひとつのサービスは、「noiful LIFE」である。リノベーションした物件に、パナソニックの最新家電を組み合わせたサービスで、賃貸住宅向けの「空間×家電のリノベーション+賃貸管理運用」を実現するサービスと位置づけている。

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