1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第306回 パナソニックがはじめた「賃貸住宅」事業、くらしニーズの変化を捉え成長期へ

マイナビニュース / 2024年7月16日 17時54分

パナソニックでは、引越しは家電が廃棄されやすいタイミングである点に注目し、noifulの提案を加速する考えを示す。

「持たずに入居し、捨てずに退居できる、新たなサーキュラーエコノミーを構築し、持たない豊かな住まい方を提案できる」としている。

また、「noifulによる物件では、大学生や社会人になって初めて一人暮らしをする人たちからの反応が大きい。また、ライフスタイルの変化がある20~30代の女性からの問い合わせや、郊外に自宅を持っていて、仕事のために都心に近いところでもう1拠点を持ちたいというニーズも対応している。さらに、社宅にnoifulの仕組みを導入する企業もある。これが社員獲得の手段にもなっているようだ。昨今では、海外から日本に留学する学生からの問い合わせが増えている」という。

家電と家具を組み合わせた物件では、当初1カ月以内の申し込みのうち、8割以上を外国人が占めているという。「海外では冷蔵庫やオーブンレンジ、洗濯機など、生活に必要な家電が賃貸物件に備え付けられていることが多く、来日してすぐに自力で物件に合う上質な家電を揃えるハードルが高いという点も理由になっている。noifulは、海外の方が、日本での生活を開始する際に、お役立ちができている」としている。

今後は、noifulの認知度を高めるとともに、サブスクリプションによる家電の利用という新たな使い方を浸透させるための取り組みにも力を注ぐという。

一方、パナソニック目黒ビルに新設した「noiful studio」は、noifulの導入を検討しているデベロッパーなどを対象に利用するスペースで、noifulの考え方を示したり、空間イメージを表現したりすることになる。

「リノベーションした物件に、パナソニックの最新家電を組み合わせたnoiful LIFEの提案を実際にみせることができる。物件そのものは、入居者がいると部屋を見せることができないが、noiful studio では、noifulが提案できる空間の様子を、いつでも感じてもらうことができる」とする。
○「noiful studio」の様子を実際に見てみる

では、noiful studioの様子を写真で見てみよう。
(大河原克行)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください