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「変顔」に情熱燃やす日テレ若手同期コンビ、AI顔認証をあざむくバラエティで目指した「突き詰めた先にあるドラマ」

マイナビニュース / 2024年7月18日 6時0分

「限界まで表情筋を崩した顔を披露した後の表情というのは、なかなかテレビで見られない画だと思うんです。たしかに変顔だけだとキツいかもしれないけど、そこを突き詰めた先に誰も見たことのないドラマが待っているというところを、僕らの演出の中で軸として大切にしました」(三浦氏)

スパイマスターことMC・バカリズムとのクロストークでは、挑戦者がそれぞれ自身の背景を語った上で意気込みをコメント。終盤では、脱落者たちが挑戦者を一生懸命応援するが、挑戦中の本人は変顔というシュールなギャップが生まれており、ここも2人のお気に入りの要素に。「シミュレーションの時は体育会のような雰囲気でした」(三浦氏)、「脱落者が“俺はダメだったけど、お前は行ってくれよな!”と思いを託す感じは『SASUKE』を意識しました」(村岡氏)と狙いを語っている。

●表情筋を酷使して80~90時間のシミュレーション
番組の制作にあたり、2人は自ら変顔のシミュレーションを重ねた。その回数は約20回で80~90時間にもおよび、「表情筋をかなり酷使しました」(三浦氏)、「誰よりも変顔に詳しくなったので、論文を出そうと話しています(笑)」(村岡氏)と自信をのぞかせる。

ほかのスタッフも参加して、1人が作れる変顔のパターン数を検証してみたところ、5パターンという平均値が導き出された。ただ個人差があり、村岡氏は8パターン、そして三浦氏は21パターンも作り出せることが判明した。

三浦氏は「今回のシミュレーションで気づいたのですが、目を軸にするか、鼻を軸にするかで決まって、そこから分岐して場合分けすることができれば、掛け算になってパターンを増やせるんです」と解説するが、村岡氏は「簡単に言いますけど、普通の人はやれないんです」と、変顔技術の高さを補足。

表情筋の中で動かしやすいパーツには個人差があることから、どこを軸にして変顔を作るかの違いを「変顔流派」と命名したが、三浦氏はその流派を複数使いこなせることから、驚異のパターン数を持っているのだ。

システムが相手だけに、絶対に顔認証をあざむける攻略顔を見つけられてしまうことへの懸念もあったが、シミュレーションを通して、「ずっと変顔をしていると、表情筋が無意識のうちにだんだん緩んでいくんです」(村岡氏)と判明。激しい変顔をキープするのは至難の業だそうで、この現象は、「顔面疲労」と命名した。

シミュレーションで最も苦労したのが、脱落を決める一致度のボーダーライン「65%」の設定だ。画像認識の技術を使っており、照明の明るさなど現場の環境でも数値が変わってしまうため、最終的にはスタジオで挑戦者本人の変顔数値を見た上で、「本番の1時間前にやっと決まりました」(三浦氏)と、ギリギリまで調整を行った。

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