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「コンパクト」という特徴を捨て、大画面に生まれ変わった「Zenfone 11 Ultra」をチェック

マイナビニュース / 2024年7月17日 23時33分

要約機能もあり、録音後のテキストを要約してくれるのですが、これは要約までの時間がちょっと長く、要約と言うよりも「整形」という印象で、冗長な言葉を削って読みやすくしてくれるという感じです。ただ、結果としては非常に読みやすくなるので、時間のあるときに要約をしておくと便利そうです。

同様に「AI通話翻訳」も搭載します。これは、音声通話において相互に音声をリアルタイム翻訳してくれる機能です。こちらも事前にAI通話翻訳キットで変換のための言語をダウンロードして実行します。

発着信の場合、いずれでも相手との通話が繋がったら「AI通話翻訳」をタッチします。設定次第ですが、相手側にはAIによる音声翻訳が行われる旨が伝えられ、以降はお互いで話した言葉がそれぞれ通訳されます。

こちらが話した言葉はAIが通訳して相手側の言語のAI音声で話されます。相手が話した言葉も同様に通訳されてAI音声で聞こえます。同時に、「Zenfone 11 Ultra」の画面上には認識した音声のテキストと翻訳の双方が表示されます。

実際に試してみると、音声認識で失敗することもあって、その場合に翻訳がおかしくなります。英語の方が正確に認識している印象でしたが、完全に認識が間違った場合、翻訳も当然間違えるため、少し難しいところではあります。これは、同様の機能を備えるSamsungのGalaxy AIの場合でも同様ですが、設定で元の音声と翻訳した音声の双方が聞こえるようにすれば、知っている言語であれば多少は間違いを補正できるかもしれません。

とはいえ、例えばレストランの予約のような、ある程度定型の会話で成立する通話で活用するのであれば、間違いが少ないかもしれません。

他には、AIを使った画像の検索機能である「写真のスマート検索」機能も搭載。「AIイメージキット」をダウンロードすることで撮影した画像を日本語で検索できます。「ラーメン」「猫」「青空」など、被写体やシーンを検出してくれるようで、これまで『Googleフォト』の独壇場だった画像検索が快適に行えます。

「AI壁紙」は、「抽象的」「都市」「自然」「SF」などのイメージを選んで、背景/トーン/インスピレーションの3項目を選択すると、それに合わせて生成AIが壁紙を作成してくれるというもの。少し不思議なデザインで、独特なイメージのオリジナル壁紙になります。

こうしたAI機能は、Googleが一歩先んじていましたが、Galaxy AIに引き続き、ASUSも目立たないながらなかなか優秀なAI機能を搭載してきました。特に、音声録音のリアルタイムテキスト化と写真の検索は便利そうでした。今後も継続的なアップデートで精度向上や機能向上を期待したいところです。
手ブレにも強いカメラ性能

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