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「コンパクト」という特徴を捨て、大画面に生まれ変わった「Zenfone 11 Ultra」をチェック

マイナビニュース / 2024年7月17日 23時33分

「Zenfone 11 Ultra」はハイエンドスマートフォンとして、当然カメラもハイエンドの性能になっています。

カメラはトリプルカメラで、メインが有効画素数5,000万画素センサーを搭載。レンズは35mm判換算23.8mm相当/F1.9。超広角は1,300万画素センサーでレンズが12.7mm相当/F2.2。前モデルにはなかった望遠カメラは3,200万画素/65.3mm相当/F2.4というスペックとなっています。前述のとおり、「ROG Phone 8」と同じスペックです。

メインカメラのセンサーはソニー製のIMX890。ピクセルビニングによって4つのピクセルを1ピクセルとして使うことで画像のノイズ低減やダイナミックレンジ拡大を図っています。記録画素数は1,250万画素になります。

画質は細部までよく描写しており、HDRも過剰にならずによく効いています。描写のバランスはよく、シャープネスも適切。昼間の描写には特に問題がありません。超広角カメラや望遠カメラもよく描写されています。特に望遠カメラは32,00万画素をピクセルビニングによって800万画素で記録するため、画質面では有利。望遠カメラはレンズ性能を高めるのが難しく、ピクセルビニングで画質向上を図るのはひとつの手でしょう。

カメラとしては、「ライトトレイル」機能が珍しい機能。これは夜景撮影時の車のテールランプや花火、川の流れといった、長時間露光での撮影機能をまとめたものです。手持ちで長時間露光のような撮影ができるので楽しい機能です。

「Zenfone」といえば、カメラへのスタビライザー内蔵も特徴ですが、「Zenfone 11 Ultra」も当然のように6軸ジンバルスタビライザー 3.0を搭載。静止画撮影中も効果的ですが、前述のライトトレイルや動画撮影の際に特に威力を発揮します。

EIS(電子式手ブレ補正)とスタビライザーを併用する「HyperSteady」を利用することで動画撮影時の強力な手ブレ補正が可能ですが、この場合はフルHD動画までしか対応できません。スタイライザーは8K動画まで利用でき、EISほどの効果ではないのですが画角が狭くならずに撮影できるメリットもあります。

手持ちでパンをする、といったぐらいであればスタビライザーのみでも手ブレが抑えられるので、用途に応じて使い分けると良さそうです。

全体的にカメラ性能は高く、軽快に撮影できて十分な機能を備えています。ハイエンドスマホとして必要十分なカメラ性能を備えていると言えそうです。
コスパに優れたハイエンドスマホ

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