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APAC最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2024」が閉幕

マイナビニュース / 2024年7月17日 17時8分

そうした中で、AXA XLのKunstadter氏は「宇宙ビジネスにおける責任を持つということは、他の衛星に対しても配慮することが必要となる」と話す。なお、米国連邦通信委員会が2024年9月30日以降に打ち上げる低軌道衛星に対し、ミッションを終えてから5年以内に保護軌道から離脱させ廃棄軌道へと移すことを義務付けるなど、制度面の整備も行われており、今後はよりグローバルな視点での制度作りが行われていくと予想される。

また、Blackerby氏が所属するアストロスケールではデブリ除去サービスの構築を目指すなど、軌道のサステナビリティ確保に貢献する企業が出現している最中。サステナブルな衛星の利用や、宇宙空間をサステナブルにするための衛星活用など、さまざまな角度からの宇宙ビジネスが今後も活発化していくことだろう。

Kunstadter氏は、これからずっと求められることとなる宇宙の持続可能性について「サステナビリティの確保に対しては行動を起こさない人が往々にして多い。しかし、まだ起こっていないだけの悲劇に対する動きを活発化させるために、もっと大衆を巻き込んで動いていかなければならない」と語り、そのためには国際的な協力もより重要になっていくと展望した。
○3日間で生まれた宇宙ビジネスにおける無数の“つながり”

SPACETIDE 2024は、およそ35カ国のさまざまな業界から1500名を超える参加者を集め、数多くのセッションや展示を通じたコミュニティとしてつながりを生み出し、幕を閉じた。

宇宙産業における次の成長ドライバとなることが期待されるAPACにおいて、今回のカンファレンスから生まれたつながりはどんな花を咲かせるのか。急速な発展を遂げる宇宙ビジネスの中で結実する日は、そう遠くないことだろう。
(鶴海大輔)



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