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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第152回 『モンスト』リアルイベント「DREAMDAZEII」、新しいプロ選手が多く誕生した「グランプリ」は番狂わせの連続

マイナビニュース / 2024年7月17日 22時52分

今回、決勝大会に進出したチームは、いつも以上にバラエティに富んでおり、常連組や初出場組、復帰組などさまざまです。なかでも注目は「REBELLION」。リーダーを務めるなべ。選手は高校生です。昨年のグランプリから高校生の参加が認められるようになり、初の高校生ファイナリストとして出場します。優勝はもちろん、『モンスト』初の高校生プロゲーマーが誕生するかも注目です。

また、日本eスポーツ連合(JeSU)公認のプロライセンスが発行される以前からモンストグランプリに参加している古参プレイヤーで、プロライセンスを取得していない選手もいるため、その選手が8年越しにライセンスを取得できるかも気になります。

Day1でタイムアタックRoundと決勝トーナメント1回戦を、Day2で決勝トーナメントの準決勝と決勝戦を実施しました。タイムアタックRoundで順位が上位のチームはキャラクターピックの先攻後攻選択権が与えられ、より有利の形で試合に臨めます。大会によっては先攻を取り、特定のキャラクターを獲得することで勝率が飛躍的にアップすることもあるほど大事です。

今回のモンストグランプリもベスト4以上になることで、プロライセンス取得の権利を得られます。つまり、プロライセンスを持っていない人は、Day1の1回戦は優勝と同じくらい勝ちたい試合と言えそうです。特に、今年はプロ選手がフルメンバーとなっているチームが少ないので、まずは1回戦突破を目標としているところが多いのではないでしょうか。

その気概があってか、1回戦の結果は大番狂わせの連続でした。初戦の「ストイックα」対「Banquet!!!!」戦はタイムアタックRound2位である「ストイックα」が順当に勝ちましたが、それ以降の3戦はすべてタイムアタックRoundの下位チームが勝利。特にタイムアタックRound3位の「クルセイダーズ」、1位の「きまぐれクリティカル」は、安定感の高さとピック権の所持で盤石とみられていただけに驚きの結果です。

この結果により、「ストイックα」から4人、「弾けた泡」から2人、「AMiiiiDA」から3人、「REBELLION」から4人、計13人のプロ選手が誕生しました。これまでのグランプリでは、既存のプロチームがプロライセンス非保持チームの壁として立ちはだかっていたので狭き門でしたが、今回はプロライセンスが登場した2018年に次ぐ多さのプロ選手誕生です。

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