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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第153回 『スト6』初の「TOPANGA Championship」は、新進気鋭のザンギエフ使いがオープン予選から勝ち上がる

マイナビニュース / 2024年7月23日 17時47分

本戦ファイナルは、7選手による総当たり戦で、1試合7本先取の長丁場です。6勝6敗になった時点でデュースとなり、2連勝した選手が勝ち抜けます。ただし対戦数に上限があり、先に10勝した選手が勝利。つまり最短で7セット、最大で19セットです。

7選手のなかで最も勝利数を上げた選手が優勝ですが、同じ勝利数の場合、直接対決で勝利した選手の順位が上になります。三つ巴となった場合は、勝利したセット数と負けたセット数を計算し、ポイントが高い選手の順位が上になります。

Day1は、こばやん選手が優勝候補と目されるももち選手と翔選手の両方に勝利する大金星をあげてスタート。ひかる選手も連勝で一歩リードします。Day2もこばやん選手の勢いが止まらず、ふ~ど選手とりゅうきち選手に勝利し、無敗で最終日を迎えます。ひかる選手は翔選手に敗北しますが好調を維持。翔選手とももち選手も連勝し、3勝1敗でこばやん選手を追いかけます。

迎えたDay3は、こばやん選手がカワノ選手とひかる選手との対戦を残した状態。ひかる選手はももち選手とこばやん選手との対戦です。ひかる選手がももち選手に勝利すると、こばやん選手との頂上対決となり勝利したほうが優勝です。

しかし、初戦のももち選手戦で敗北して痛恨の2敗目。ここで優勝の目がなくなってします。こばやん選手がカワノ選手に勝てば、最終戦を残して優勝が確定します。

ひかる選手に勝利したももち選手と、りゅうきち選手に勝利した翔選手は、最終戦で直接対決を残しており、どちらかが5勝1敗となるので、こばやん選手がカワノ選手、ひかる選手に連敗すると、ももち選手と翔選手の直接対決で勝利した選手の優勝です。そのため、こばやん選手の結果次第ですが、優勝の行方はまだわからない状態です。

こばやん選手対カワノ選手の一戦は、一進一退の攻防が続き、6勝6敗のデュースにもつれ込む展開となりました。しかし、そこからこばやん選手が連勝。見事、優勝を手にしました。しかも、こばやん選手は、オープン予選からの勝ち上がり。一気にスターダムに駆け上りました。

使用キャラクターの「ザンギエフ」は、最新のアップデートで大幅に強化され、「強キャラ」の呼び声が高いのですが、それでも特性上、絶対的な苦手キャラがいるため、大会で目立った活躍がありませんでした。

特に、「ダルシム」を大の苦手としており、本戦リーグのCブロックでは、日本屈指の「ダルシム」使いの鶏めし選手がいるなか、その不利をはねのけ、勝利を収めています。確実なコマンド入力による難易度の高いコンボ、投げ重ねを読んでのジャンプキャンセルスクリューパイルドライバー、的確な判断力による対応の早さなど、キャラ性能以上にこばやん選手のスキルの高さを見せつけた大会となりました。

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