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「子持ち様」批判をストップ! 対立を生まない職場の作り方

マイナビニュース / 2024年7月30日 7時10分

ところで、ほかの国内企業では「制度はできたけれど、周りに気兼ねしてしまい、どうも利用しにくい」なんてケースもよくある。

これについて、人事部の滝口沙都子氏は「弊社では例えば、ワーケーションを体験した人に体験記を書いてもらい、それを人事が取りまとめ、社内向けに発信することもしています。やはり『誰でも活用して良いんだよ』ということを社内に周知する取り組みは必要ですね。あとは上司も率先して制度を利用する、利用率の低い部署には『利用してくださいね』と積極的に推奨している、そんな工夫も効果があると思います」と笑顔で話す。

そのほか、テレワークなどを利用できない現場仕事が必須のカウンセラーには、遅番手当などを用意。こうした全社的な取り組みを通じて、業務内容によらずみんなが柔軟に働ける環境を整備してきた。

ちなみに新たな制度の導入にあたっては、業務に支障をきたさない、お客様に迷惑をかけないということを前提にトライアルを実施し、十分に検証してから正式導入しているそうだ。

今後について、神原氏は「これまで世の中には、子育て、あるいは親の介護のために自分のキャリアを諦めた人も、たくさんいたことと思います。弊社に目を向けてみると、育児・介護と仕事を両立している管理職がとても多いのが特徴です。何かを選択するために何かを諦める、というような働き方ではなく、前向きにキャリアを形成していける、今後もそんな職場環境を維持していけたらと思います」と話していた。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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