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IT企業らが参画しNPOを支援するNPTechイニシアティブ、2023年度の進捗を報告

マイナビニュース / 2024年7月24日 7時5分

画像提供:マイナビニュース

日本NPOセンターらは7月23日、NPO職員のITスキル向上を支援する取り組み「NPTechイニシアティブ」の進捗について、メディア向けに説明会を開催した。この取り組みは、参画企業がNPO職員のデジタルスキル向上に特化した研修プログラムなどを提供するイニシアティブで、2023年に開始した。

なお、NPTechとはNonProfit Technologyの略であり、NPOのデジタル活用を目指した活動を指す。2023年度は計4回の基礎セミナーが開かれ、ITリテラシー、データ保存、セキュリティ、ITトレンドに関する入門レベルの知識が共有された。

2023年度の成果と2024年度の展望を語る

取り組みの開始時点から参画しているNTTデータ、デル・テクノロジーズ(以下、デル)、インテル、TISに加え、2024年からは伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)も参画する。各社から2023年度の進捗と2024年度の展望が紹介された。また、2024年からプログラムに賛同する国立女性教育会館からは、期待と展望が語られた。
日本NPOセンター

日本NPOセンターは2019年から2021年まで、NPOが活動する現場にSTO(Social Technology Officer)を創出するためのプロジェクトを推進してきた。2022年からはプログラムを支援する団体や企業を増やして、活動基盤の強化を図った。その後、2023年にNPTechイニシアティブの本格稼働を開始し、多くのNPOに対し直接的なIT研修を提供している。

NPTechイニシアティブは2023年度に計4回の基礎セミナーを開催。144団体が研修プログラムに参加したという。セミナーに対し「学びが多かった」と回答した団体は80%ほどとのことだ。また、「セミナーの内容が生かせそう」との回答も78%あり、満足度が高かったことがうかがえる。今後取り上げてほしいテーマには63の回答が寄せられている。

同センターは2024年度、「広げる」と「深める」をキーワードとして活動を進める予定だ。前年から参画する4社に加えてCTCと国立女性教育会館も参画し、コレクティブ・インパクト(行政、企業、NPO、市民などが共通のゴールに向けて協力するアプローチ)により、日本の社会課題解決を目指す。

日本NPOセンター事務局次長の上田英司氏は「2024年は最先端のデジタル技術を知る機会を作りNPOのデジタル活用のきっかけとするため、NPOデジタル1Day留学などを企画している。多くの参画企業の協力を得ながら、広げる、そして深めるための取り組みを続けていく」と述べていた。

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