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IT企業らが参画しNPOを支援するNPTechイニシアティブ、2023年度の進捗を報告

マイナビニュース / 2024年7月24日 7時5分

NTTデータグループ

NTTデータグループは「Realizing a Sustainable Future」をスローガンに、経済、環境、社会の3軸でサステナビリティ経営に取り組んでいる。また、これらの3軸をさらに細分化し、9つのマテリアリティ(重要課題)を設定。社会課題を起点としたソリューションやサービスの開発に取り組む人を増やすべく、全社共通のKPIとして、全社員の8割が社会課題解決を目的とするワークショップや支援活動へ参加することを目標にしているそうだ。

同社は2019年からNPOの現場で活躍するIT人材を増やすために、日本NPOセンターと共にSTO創出プロジェクトを立ち上げた。2023年度はNPTechイニシアティブの活動を通じて、パソコンの選び方など入門的な内容を扱う「ITリテラシー講座」や、AIの専門家による「ITトレンド」などの研修を開催した。

NTTデータグループ 執行役員の池田佳子氏によると、NPTechイニシアティブのようなプロボノ(専門知識を持つ人材が社会的・公共的な目的のために職業上のスキルを提供するボランティア活動)により、社員にとっても社会貢献活動で専門性を発揮するきっかけになっているそうだ。

池田氏は「当社はこれからもNPTechイニシアティブを通じてNPOスタッフのデジタル利活用を促進し、NPOの社会課題解決能力の向上をサポートすることで、サステナブルな社会の実現に寄与していく」とも語っていた。

デル・テクノロジーズ

デルはNPTechイニシアティブの前身となるSTO創出プロジェクトに、2022年から参画している。2023年にはデータ保存入門のセミナーを開催し、デジタルデータの保存と保護について、NPOに情報を提供した。セミナーには41団体が参加し、74%の参加者が講義に満足したと回答したという。また、70%が講義内容がITスキルの向上に役立つと回答した。

同社は2024年の活動として、10月開催の年次イベント「デルテクノロジーズフォーラム」にNPOの担当者を招待する「1Day留学」を開催する。講師らによる会場展示の説明やセミナーへの参加を通じて、現場を体験する機会を提供する。さらに、1Day留学に参加したNPO担当者からのフィードバックに応じて、11月にフォローアップセッションを開催予定だ。

デル 上席執行役員兼テレコムメディア営業統括本部長の日下幸徳氏は、「個人的な話になるが、以前からNTTデータがNPOのサポートに熱心に取り組んでいる様子を見て、感銘を受けていた。何か一緒にできることは無いかと思っていたので、このように大きな取り組みとして発展させられたことが非常に嬉しい」とコメントしていた。

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