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J:COMのパラスポーツ応援番組『パラスポチアーズ!パラアスリート全力応援』撮影現場に潜入、大会MCの中山秀征さんに見どころを聞く

マイナビニュース / 2024年7月23日 21時3分

七野選手は自身のプレースタイルについて、「パワーを重視するスタイル」と表現していました。日本のパラ卓球ではこれまでパワーよりもテクニックで勝負するスタイルの選手が多いそうで、ここが七野選手のプレーの個性だそうです。

七野選手によれば、立位のころは杖で体を支えるため、左腕の筋肉が必要だったとのこと。車いすの操作はそれに比べると腕への負担は小さいそうで、むしろ座った状態で強くラケットを振るためには体幹が大事なのだとか。

もちろんパワーだけというわけではなく、立位のときから培ったテクニックも使いこなせるのが七野選手の強み。中でも得意とするのがフォア側の体近くにボールを呼び込んでラケットですくい上げるように強打するボール。とくに呼び名を決めているわけではなないそうですが、“七野スペシャル”とでもいうべきこのボールは、立位でプレーしていたときからの得意技だそうです。

七野選手にパラ卓球の車いすクラスの競技としての見どころを聞いてみると、ラバーを活かした打球の変化、球筋の高低や深さ/浅さなどのような健常者の卓球と同様の要素のほかに、「高いボールが必ずしもチャンスとは限らない」など、同じ卓球ではあってもパラ卓球ならではの要素があると教えてくれました。

ちなみに七野選手に現在の調子を聞いたところ、「調子は、いいと思います」と力強い言葉が返ってきました。6月にチェコで開催された国際大会でもシングルスでの優勝を果たしています。このチェコでの大会は、本大会でのシードを争うパラリンピックの前哨戦としてのような位置付けだそうです。そこで世界選手権のチャンピオンと東京2021パラリンピックの銀メダリストを破っての優勝を果たし、「ここからさらにギアを上げていきたいです」と語っていました。目標とする成績については「意識的に言わないようにしています」とのこと。もちろん、ご自身の胸の内ではメダルを目指しているはずです。
○中山秀征さんも車いすでの卓球を体験

ここで中山さんがコート入り。中山さんが車いす卓球を体験するパートの撮影になります。

立った状態で車いすに乗った七野選手とラリーを行った後、中山さんも車いすに乗り、車いす卓球を体験しました。意外にも……と言っては失礼になりますが、中山さんも車いすに乗った状態への適応が早く、数球はラリーが続きます。

それでもはたから見ているよりご本人としては難しかったようで、「動かなきゃいけないのに動いてはいけない」「場所によっては瞬時に動かなきゃいけないので、判断力と体力が相当必要だなと思いました」とその感想を話していました。実際の中山さんのプレーについては後日『パラスポチアーズ!パラアスリート全力応援』の番組内で紹介されると思いますので、そちらでご確認ください(7月28日放送予定)。

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