1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

「次世代型システムインテグレーター」を目指す、TDCソフトの戦略

マイナビニュース / 2024年7月24日 15時54分

画像提供:マイナビニュース

TDCソフトは7月23日、都内で同社における取り組みや直近の業績などに関する説明会をメディア向けに開催した。
「世の中をもっとSmartに」をパーパスとするTDCソフト

同社は国内における独立系システムインテグレーターだ。「技術へのこだわり」「長期安定顧客」「個人を大切にする企業文化」の3つの特徴を備え、パーパスは「世の中をもっとSmartに」と定めている。

TDCソフト 取締役執行役員 兼 経営企画本部長の大垣剛氏は自社のパーパスについて「あらゆる変化と真摯に向き合いながら、技術と挑戦の力で社会の効率性や利便性、信頼性などを向上させて、持続可能な未来を創造していくことが必要だと考えている」と述べた。

同社の歴史は長く、今年で創業62年を迎え、従業員数は2024年4月時点で2335人。1962年に創業者が日本IBMと穿孔機の賃貸借契約を国内で初めて個人で締結し、パンチセンターとして創業。創業3年目に計算センター業務に変更するものの、1971年に技術力をベースとしたソフトウェア開発で事業成長を目指し、ソフトウェア業に転換した。

その後、1992年~1994年にバブル経済の崩壊に伴い売り上げが下降線をたどるが、2002年に東証第一部(現・プライム市場)に上場。2022年4月に中期経営計画「Shift to the Smart SI Plus」を策定し、2025年3月期の連結売上高400億円を目標に据えた。しかし、2024年3月期に連結売上高が前年比12.6%増の396億9800万円を計上したことから、当初の目標数値を430億円に上方修正しており、業績は好調に推移している。

各事業セグメントの概況

事業セグメントとしては「金融ITソリューション」(売上比率44%)、「公共法人ITソリューション」(同27%)、「プラットフォームソリューション」(同12%)、「ITコンサルティング&サービス」(同17%)の4つだ。

金融ITソリューションは、金融業界向けにシステム化の構想・設計・開発・保守など総合的なITソリューションを提供しており、好調なシステムのクラウド化やモダナイゼーション(近代化)の需要を背景に、クレジット、銀行系を中心に拡大している。

公共法人ITソリューションは、流通業や製造業、サービス業、公共向けにシステム化の構想・設計・開発・保守といった総合的なITソリューションを提供。公共系の大規模案件や運輸系の需要が成長をけん引しており、引き続き顧客の戦略パートナーとしてIT企画から支援を行うビジネス拡大を図る。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください