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バッテリーもメモリもSSDもType-Cも増えた! 進化したASUS「ROG Ally X」レビュー

マイナビニュース / 2024年7月26日 7時11分

PCMark 10は、それほど負荷の高いテストではないのでROG AllyとはAPUが同じだけにそれほどスコアは変わらなかった。ただ、クリエイティブ系処理を実行するDigital Content Creationは、負荷がちょっと高めなのでメモリの容量とデータ転送速度向上が効いたのか、スコアが高くなっている。

3DMarkは、メモリ強化の影響が顕著だ。APUのGPU機能はメインメモリの速度が性能に影響しやすいため、データ転送速度のアップによってスコアが伸びたと見ていいだろう。

さて実ゲームに移ろう。今回はフルHDと1280×720ドットと2種類の解像度に加えて、DirectX 11/12のゲームならば何でもフレーム生成によるフレームレート向上が可能な「AMD Fluid Motion Frames」(以下AFMF)を有効にした結果も加えた。AFMFは2024年1月23日に正式版となり、ROG Ally XとROG Ally両方のグラフィックドライバでも対応している(ROG Allyが対応したのは2024年4月25日のアップデートから)。

なお、ROG Ally XにおけるAFMFのログからは平均しか出せず、最小(1%)のfpsは掲載できなかった(AFMFのフレームレートはAMD Softwareのログ機能からしか確認できない)。

まずは人気FPSの「Apex Legends」から。トレーニングモードで一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測している。画質は中程度に設定した。

画質中程度なら、フルHDでも平均101.4fpsと十分快適にプレイできるフレームレートを出している。1280×720ドットに解像度を下げれば、平均143.5fpsと120Hzのリフレッシュレートを活かし切れる滑らかな描画が可能だ。

AFMFを有効するれば、さらに60fpsほど向上可能だが、AFMFはレイテンシ(マウスやキーボードを押してから画面に反映されるまでの時間)は増大するため、FPS/TPSや格闘ゲームなどシビアな反応が要求されるゲームには向かないことがある点は覚えておきたい。

続いて、DLCの発売で人気再燃中の「エルデンリング」を試そう。リムグレイブ周辺の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。

このゲームは最大60fpsまで。なかなか描画負荷は重く、画質が中設定かつ1280×720ドットで平均49fpsとなんとかプレイできるレベルだ。フルHDだとカク付きが目立つ。AFMFを有効化すると、60fps制限を超えたフレームレートを出せるが、AFMFは有効化前の段階で60fps程度出ている環境下で使うことが推奨されている。利用するなら、1280×720ドットのほうがよいだろう。

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