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地域の企業を助けるのは「生成AI」が作る商品? 新たなサービスが始動

マイナビニュース / 2024年9月4日 10時0分

○AIに技術を学習させ商品を作り評価する「架空商品モール」

「新商品プロデュース事業」は大きくふたつの柱で構成されている。ひとつ目は「架空商品モール」、ふたつ目は「新商品コンサルティング」だ。

「架空商品モール」は、端的に言えば「新商品開発の前に需要を可視化できるサービス」。

まず、その企業が持つ技術力をAIに学習させる。次に、生活者(一般ユーザー)がAIアバターとのチャットを通じて架空商品を生み出し、モールに商品をシェア。最後に、モールに並ぶ架空商品を生活者が評価し、需要を可視化させるという流れだ。この「架空商品」の需要を踏まえ、企業は採用判断を行う。

NTT DX パートナーの朴在文氏は、「いろいろなメーカーさんの支援をさせていただく中で、やはり新商品開発はすごく大変だと感じました。そのうえで、開発期間そのものをコンテンツにし、開発する前にファンが集まるかどうかを検証する仕組みが必要だと思いました」と、架空商品モールを作ったきっかけについて話す。

「『アイデアの総数を増やす』『アイデアの品質を高める』という2点を実現するには、どうしても人の力だけでは限界があります。そこで生成AIという技術を使い、もっと気軽にアイデアを生み出すという手段に行き着きました」(NTT DX パートナー 朴 氏)

「架空商品モール」の強みは、アイデアを募る中で、自然に商品のファン候補を得られる点にあるそうだ。大企業と異なり、新商品を開発しようとしている中小企業にはまだ顧客基盤がない。生活者が開発前からプロジェクトに参加し、中小企業とともに商品を作っていく過程を楽しむことで、完成前からフォロワーが得られると見込んでいる。

もちろん、アイデアが採用された際の報奨金なども検討されているので、生活者が楽しみながら商品を作り、それによって具体的な利益を得ることも可能だろう。
○ブランディング、マーケティング、広報などを支援する「新商品コンサルティング」

「新商品コンサルティング」は、架空商品の採用を決めたのち「架空商品を実商品へと育て、拡大させていくサービス」だ。内容は大きく「商品開発・ブランディング支援」「戦略策定・マーケティング支援」「広報支援」「新商品のデビュー戦」の4つとなる。

マクアケが担うのは、この「新商品コンサルティング」だ。同社は、170個以上の新商品を上市に導いた新商品企画伴走サービス「MIS」や、39,000件以上の新製品や新サービスを生んだクラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて、地域企業の課題解決に取り組む。

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