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地域の企業を助けるのは「生成AI」が作る商品? 新たなサービスが始動

マイナビニュース / 2024年9月4日 10時0分

マクアケで専門性執行役員/R&Dプロデューサーを務める北原成憲氏は、「NTT DX パートナーさんとコラボレーションさせていただいたきっかけは、両社のビジョンが非常にシンクロできているというところでした。その中で、NTT DX パートナーさんの強みであるDXから、AIを活用した新しいサービスを立ち上げると伺い、強い関心を持ちました」と、協業の理由について語る。

○新商品コンサルティングから誕生したブランド「stone+」

実際に「新商品コンサルティング」の支援を受けた企業のひとつが国広産業。国広産業は創業52年の奈良県の会社であり、B2B事業で培ったバレル研磨技術がウリだ。

国広産業代表取締役社長 影石崇氏は、「バレル研磨は主に金属部品の加工に使われており、プレス後のバリ取り、塗装やメッキをかける前の平滑処理などに用いられています。自動車部品や眼鏡のフレームなどさまざまな産業分野において比較的安定的に注文をいただいてきましたが、昨今のコロナ禍やEV自動車へのシフトなどで事業環境が変化し、新しいチャレンジをしていく必要に迫られました」と、そのいきさつについて述べる。

だがこれまでバレル研磨に特化してきた会社であるがゆえに、自社で新しい商品をクリエイトし販売していくノウハウがない。そこでNTT DX パートナーの支援を受け、新商品の開発を始めることにしたという。同社が立ち上げたのは、石材を使ったインテリアブランド「stone+」。コンセプトは「石から感じられる感動を皆様の生活に」だ。

開発された新商品は、洞窟内の残響、風合いのある音色を楽しめる石素材の無電源スピーカー「stone speaker」と、バレル研磨技術で磨いた石同士を擦ることで香りを広げる「aroma stone」の2点。

Makuakeでクラウドファンディングを行った結果、「stone speaker」はMakuake総合ランキングで936件中の5位を、「aroma stone」は702件中の6位を獲得し、幸先の良いスタートにつなげることができたという。

会場にはこの2商品に加え計10商品が展示。このうち実際に商品化されているのは3商品のみで、国広産業、長谷川醸造へのコンサルによって誕生し、残り7商品はクローズドコミュニティへのヒアリング等によって生まれたアイデアを3Dプリンターで出力した架空商品イメージとなる。あたかも実在していそうなリアルさに、来場者も驚きを隠せない様子だった。

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