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『新宿野戦病院』で描くのは“ホームドラマ” フジ河毛俊作監督、宮藤官九郎氏と23年ぶりタッグの理由

マイナビニュース / 2024年7月30日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●『救命病棟24時』では扱いづらかった患者たち
小池栄子と仲野太賀がW主演するフジテレビ系ドラマ 『新宿野戦病院』(毎週水曜22:00~)。日本の医師免許を持たないアメリカ国籍の元軍医(小池)と、美容皮膚科医(仲野)が、新宿・歌舞伎町を舞台に“救急医療”で奮闘するという、脚本家・宮藤官九郎初の医療ドラマだ。

演出を務めるのは、フジテレビ・エグゼクティブディレクターの河毛俊作監督。80年代は『君の瞳をタイホする!』や『抱きしめたい!』(ともに88年)といったトレンディードラマの先駆け的作品を手掛け、90年代には『沙粧妙子-最後の事件-』(95年)や、『ギフト』(97年)、『きらきらひかる』(98年)など、ハードで社会派な名作も数多く演出してきた。

そんな河毛監督に、今作の制作秘話はもちろん、宮藤氏に医療ドラマを依頼した経緯、“役者・宮藤官九郎”との出会いなどを聞いた――。

○フジでは長く書かれていなかったから…

宮藤官九郎脚本ドラマと言えば、2000年の長瀬智也主演『池袋ウエストゲートパーク』を皮切りに、熱狂的ファンを巻き込んで映画化までされた岡田准一主演『木更津キャッツアイ』(02年)、直近では1月クールに放送され話題作となった阿部サダヲ主演『不適切にもほどがある!』など、TBSでの作品が目立つが、過去に一度だけフジテレビで執筆したのが、織田裕二主演『ロケット・ボーイ』(01年)。この作品の演出を手がけたのが、河毛監督だ。

今回、どのような経緯で23年ぶりにタッグを組むことになったのか。

「コロナが始まった頃、4年前くらい前かな。宮藤さんが『俺の家の話』(21年、TBS)を書いてる時だったんだけど、僕から連絡したんです。ずっとTBSさんでやられてきて、日テレさんでもやってきたけど、フジでは長く書かれていなかったから、僕が元気なうちに一緒にやりたいなって。

 どんなジャンルがいいかという話をしたら、医療ドラマをやったことがないって返ってきたんです。実は僕の中で、今回のベースとなるような企画を考えていて、それが、変わった人たちが集まる病院の、ある種ちょっと危険な街の“赤ひげ”みたいな話。そこで、“こんな話はどう?”って聞いたのがきっかけですね」(河毛監督、以下同)

○「衣食住」の“衣”は“医”でもある

そのアイデアは、河毛監督が04年に担当した江口洋介主演の『救命病棟24時』第4シリーズでの取材から生まれたものだという。

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