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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第12回 データ型の指定とエラーの活用

マイナビニュース / 2024年7月29日 11時0分

◆整数
数値データが「整数」に限定される列に指定する。取得したデータに小数点以下が含まれていた場合は、小数点以下を四捨五入した整数としてデータが記録される。

データ型に「整数」を指定すると、記録される数値データそのものが「整数」に変更される。Excelの表示形式のように、数値の見た目だけを整数にするものではない。このため、データ型に「整数」に変更すると、以降は“整数の数値データ”として処理が進められていく。他の処理を追加した後に、データ型を「10進数」に戻しても小数点以下の数値は再現されないことに注意しておく必要がある。

◆パーセンテージ
基本的には「10進数」と同じデータ型になる。このデータ型を指定すると、1/100を1%として表示するようになる。

◆日付/時刻
日付と時刻の両方が記録される。「2024/04/15 15:30:00」といった形式でデータが表示される。

◆日付
日時データ(シリアル値)のうち、日付の部分だけが記録され、時刻の部分は削除される。「2024/04/15」といった形式でデータが表示される。

◆時刻
日時データ(シリアル値)のうち、時刻の部分だけが記録され、日付の部分は削除される。「15:30:00」といった形式でデータが表示される。

◆日付/時刻/タイムゾーン
UTC(協定世界時)を基準に「2024/04/15 15:30:00 +09:00」といった形式でデータが表示される。

◆期間
日付や時刻ではなく、「X日間」や「H時間MM分SS秒」のように「期間」を示す列に指定する。「日数.時:分:秒」といった形式でデータが表示される。

◆テキスト
「文字列」を扱う列に指定する。このデータ型を指定すると、数値も文字列として扱われるようになり、計算を実行できなくなる。

◆True/False
TRUEまたはFALSE(ブール値)を記録する列に指定する。

◆バイナリ
バイナリ形式のデータを扱う列に指定する。
データ型に違反するエラーについて

同じ列に「数値」と「文字列」の両方が記録されている場合もあるだろう。このようなデータ表を「Power Query エディター」に取得すると、その列のデータ型は「指定なし」に自動判別される。この場合、データ型を示すアイコンは「ABC」と「123」の両方が記された表示になる。

上図は、これまでに何回も紹介している「4月の売上」の日別データを結合して取得した例だ。ただし、各日の売上を合計した「合計の行」まで取得されるため、「数量」の列は「数値」と「文字列」が混在する形になっている。

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