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大河原克行のNewsInsight 第310回 冒険好きで元メルカリ、パナソニック新CHROが語る「パナが変われば日本が変わる」

マイナビニュース / 2024年7月30日 16時2分

画像提供:マイナビニュース

パナソニック ホールディングスのグループCHRO(チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー)に、木下達夫氏が、2024年7月1日付で就任した。メルカリのCHROから転身した木下グループCHROは、「パナソニックグループの成長の阻害要因は、新しいことに挑戦するハードルが高くなっている点にある。社員のポテンシャルをUNLOCKしたい」と抱負を述べた。

木下氏は、1972年11月、東京都出身。実父は電機メーカーに勤務し、電話機、FAXなどの開発者だったという。「幼少期から工場やラボに連れて行ったもらったことがあり、電機メーカーには愛着がある。パナソニックグループ入りの話をもらって最初に相談したのが父であり、この挑戦の背中を一番押してくれた」と語る。

また、自らを「冒険好き」と語り、世界一周を2回、世界69カ国を訪問した経験の持ち主だ。「旅が好きなのは、各国の文化や人から刺激を受けることが多いからである。知らないところに身を置くことが大切である。だが、人が思う気持ちは全世界一緒であるということも学ぶことができた。ダイバーシティの経験をするほど、普遍的な人間の根っこの部分に気づかされる」と述べた。

1996年に慶應義塾大学商学部卒業後、P&Gジャパンに入社し、HRBP(HRビジネスパートナー)としてキャリアをスタートしている。現在、パナソニックのグループCIOである玉置肇氏がP&Gジャパン時代に、玉置氏が所属する情報システム部門の人事を、木下氏が担当していた経緯がある。今回の木下氏のパナソニックグループ入りも、玉置グループCIOの推薦が発端だったことを明かす。

P&Gジャパンで5年間勤務したあとに、GEインターナショナルインクに移籍。日本法人だけでなく、北米やタイなどで海外勤務を経験したほか、プラスチック部門や金融部門、石油プラント関連部門など、複数の事業部門で人事責任者を歴任した。GEが買収した旧長銀リース(現三井住友ファイナンス&リース)では、日本企業らしい体質のなかで人事部長を務め、改革を進めていった。

「GEは、リーダシップ育成に長けた会社である。17年間に渡ってそれを学ぶことができた。組織にいる人たちが、高いモチベーションと満足度を持って仕事ができるように努力してきた。リーマンショックでは人員削減も担当したり、アジア全体のエグゼクティブ育成などにも関わったりすることができた」と振り返る。

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