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“推し”が犯罪者になったら…日韓の反応、そして芸能界に望むこととは? 『成功したオタク』オ・セヨン氏に聞く

マイナビニュース / 2024年8月2日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

好きなアイドルや俳優、キャラクターを表す“推し”という言葉はメジャーになり、“推し活”も盛り上がる昨今だが、もし自分が情熱を捧げる推しが、ある日、犯罪者になったら……。そんな局面を迎えたオ・セヨン氏が初監督を務めたドキュメンタリー映画『成功したオタク』が日韓で話題となり、撮影の日々についてつづられた『成功したオタク日記』(すばる舎)がこの度刊行された。

オ・セヨン氏は、集団性暴行などの罪で2020年に実刑判決を受けたK-POPスター チョン・ジュニョンのファンだった。彼のファンとしてTV番組に出たり、「(俺は)一生、 ステージの上で歌うから、頑張って勉強して親孝行もして、ソウルの大学に入れよ」と言われたりと、“成功したオタク”だったが、彼の逮捕によってそれまでの推し活を振り返るようになり、映画と本にはその記録が残されている。今回は監督を務め『成功したオタク日記』を上梓したオ・セヨン氏にインタビューし、作品に対する思いや日韓の反応の違いについて、また芸能界に望むことについても話を聞いた。

○話題の映画の撮影の日々を綴ったオ・セヨン氏『成功したオタク日記』

――今回の『成功したオタク』、そして『成功したオタク日記』について、まずどんな作品か教えていただけると嬉しいです。

『成功したオタク』という映画は、「ある日、推しが犯罪者になった」ということがテーマです。私が中高生の頃に熱狂的になっていた推し活で、ファンダムを共にした友達と、傷を負いながら……いや、空が崩れるような思いを抱きながら、「推し活とはなんだったのか」「これからも推し活をしてもしてもいいんだろうか」ということを問いかけるブラックコメディであり、ロードムービーのような映画です。

そして本作『成功したオタク日記』は、映画の制作日記と、映画に入りきらなかったインタビュー、日本で上映された時の記録、それから映画についていろいろ聞かれたことに対して答えるようなエッセイです。映画に比べるとより内面的なことが書かれています。映画を観た方も観ていない方も、気楽に読めるのではないかと思います。悲しい話ではありますけれども、明るくはつらつとしたトーンで書いてあります。

――日韓で映画が公開され、韓国の反応、日本の反応それぞれどういうものがあったんですか?

韓国ではまず映画祭で公開されて、その後にちょっとした上映会をしながら、1年後に大きく映画館で劇場公開され、その時にはテレビに出たりして、かなり幅広く知られていました。一方で日本では公開前までなかなか映画祭などで知られる機会がなかったので、日本の観客の方々はこの映画に驚いたという反応が多かったです。観客の反応を見て、日本では芸能界における加害について話すのは難しい雰囲気があるのかなと思いました。

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