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OKIのオフィス向け健康行動促進サービス「Wellbit Office」 - 強みは“何気ない通知”

マイナビニュース / 2024年8月2日 12時28分

画像提供:マイナビニュース

●OKIが培った「行動変容技術」を活用した新サービス
OKIは、丸紅ネットワークソリューションズと共同で、スマートビルとスマートフォンアプリの連携によってビル利用者の健康的な行動の習慣化を支援する取り組みの効果を実証し、新サービス「Wellbit Office」として8月より販売を開始することを発表。鹿島建設のオフィスビルでいち早く導入が開始されることを報告した。

健康のためには階段を利用した方がいい、座りっぱなしは良くないので適度に歩いた方がいい、など、頭ではわかっているもののなかなか実行できていない健康行動を促進するための新サービス。ではなぜOKIがその開発に取り組むのか、そしてWellbit Officeの特徴はどこにあるのか。さらには将来的に見据える“ウェルネス”への貢献まで、新サービスの開発を主導したOKI イノベーション事業開発センター ビジネス開発部 ヘルスケア・医療チームの牛窪裕一チームマネージャーに話を伺った。
○ヘルスケアに注力するOKIの新サービス「Wellbit Office」

OKIは2023年、企業の将来を支える新たな事業の創出と企業風土の改革に向けた「イノベーション戦略2025」を策定し、その中で4つのイノベーション注力領域を設定。高度遠隔運用・物流・CFB(Crystal Film Bonding)と並んで、「ヘルスケア・医療」の領域に注力し、この領域を2028年度までに年間30億円の事業規模へと拡大することを目指して事業活動を行っている。

また同社はかねてより、行動科学や心理学の分野における研究成果を体系化した“行動変容理論”に着目してきたとのこと。そのきっかけには、東日本大震災により避難所での生活を余儀なくされた人々の健康問題があったといい、引きこもりがちな生活の中で健康的な生活習慣へと導くために、日常的な行動を変えるための技術が必要だと考えたという。そうした背景からOKIは行動変容技術に関する取り組みをスタートさせ、早稲田大学 人間科学学術院の名誉教授で、行動変容理論について長年研究を続ける竹中晃二氏とも2017年ごろから連携するなど、この理論に関連するさまざまな知見を深めてきたとする。

その後およそ6年にわたる研究を経て、行動変容理論に基づいて個々人に合わせてパーソナライズされたメッセージをタイムリーに配信することで、人々の行動変化を習慣化へと導く技術を開発。ヘルスケア分野で有効性の検証を重ね、2024年4月に行動変容プラットフォーム「Wellbit」として発表された。この時OKIは、同プラットフォームを活用して「健康的な生活習慣を支援するサービスの開発と商品化を進める」としていた。そして今般、そうした研究開発が結実し発表されたのが、Wellbit Officeである。

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