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オーテク新スピーカー「AT-SP3X」でレコードを聴く。歌モノになじむ一台

マイナビニュース / 2024年8月3日 6時0分

特に、アコースティックなボーカル曲とは相性が良いように感じます。響きが自然で、余韻が空間に溶けていくさまは聴いていて気持ちが良いです。また中低域〜中高域の再現性に特徴があり、ボーカルが一歩前に立ったように歌声がクリアに際立ちます。小編成のオーケストレーションも美しく、BGMとして流していた音楽を真正面から聴きたくなるような魅力があります。

逆にロックやEDMなどは好みが分かれそうな印象で、キレイな鳴り方をするだけに、もう少し荒々しい音の方が楽しめるという意見もありそうです。裏返せば音への色づけの少ないスピーカーということなので、それを踏まえるとまた違った聴き方ができるかもしれません。

またAT-SP3Xは、もちろんレコードプレーヤーとの組み合わせ以外でも活躍します。スマートフォンとBluetooth接続しても、上述した音の傾向から大きく変わらないため、レコードの次はSpotify、といった具合にマルチポイントを有効活用してどんどん音楽を再生したくなります。
ワンランク上の体験ができる「高音質スピーカー」のエントリーモデル

ここまでの内容をまとめると、AT-SP3Xは「高音質スピーカーのエントリーモデル」としてオススメできる製品です。

ワンボディのBluetoothスピーカーと比べて、左右スピーカーをケーブルでつなぐなど設置面では多少の不便はあります。ただ、音質の面でその不便さを帳消しにするメリットがあると言えます。29,800円と安くはありませんが、老舗オーディオブランドが開発した左右独立のBluetooth対応スピーカーとして考えると、むしろエントリーの価格帯となります。

もし今の手持ちのBluetoothスピーカーに不満を覚えていなくても、あるいはレコードプレーヤーを持っていないとしても、より満足できる高音質スピーカーへのステップアップとして、AT-SP3Xをぜひ体験してみてください。

小岩井博 こいわいひろし カフェ店員、オーディオビジュアル・ガジェット関連媒体の編集・記者を経てライターとして活動。黒物・白物を問わず家電製品、身の回りの生活に役立つモノ、インテリアなど幅広いジャンルで執筆を行う。 この著者の記事一覧はこちら
(小岩井博)



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