「Google Cloud Next Tokyo '24」開催 - 生成AIエージェントの活用へ急速にシフト
マイナビニュース / 2024年8月5日 5時0分
同社では理念として「大胆かつ責任あるAI」を掲げており、GeminiをはじめとしたAIを活用し、ビジネスの現場で信頼して使えるAIアプリケーションを開発・運用するためのフルスタックのサービスラインアップを揃えている。
Google DeepMindはGoogleのイノベーションカルチャーの中心
続いて、Google DeepMind プロダクト & エンジニアリング シニアディレクター セシュ・アジャラプ氏が登壇。Googleは2014年にDeepMindを買収し、2023年にGoogle内のもう1つの主要研究チームであるGoogle Brainと統合し、Google DeepMindと組織を改めた。
Google DeepMindのミッションは「人類にとって利益のあるAIを責任ある形でつくりあげる」だ。そして、昨年末に基盤モデルの「Gemini」が生み出された。現在は最新のものとして「Gemini 1.5 Pro」を提供。
アジャラプ氏は「Geminiはネイティブにマルチモーダルです。テキスト、音声、画像、動画など、さまざまなたいぷの情報をシームレスに理解し、その理由を説明することができます。最大200万トークンの情報を処理し、2時間の動画、22時間の音声に相当します。LMSYS Chatbot Arena Learderboardの日本語版で第1位です」と説明した。
そして、同氏は「われわれは大胆かつ責任あるAIのアプローチをとっています。AIが私たちを助けてくれるという興奮と緊急性を持つ大胆さ、公正や安全、倫理的、包摂的で正しいことをする責任です」と話す。
AIの可能性には注意が必要であり、例えばディープフェイクに対応するため電子透かし機能の「SynthID」はAIが生成した画像、ビデオ、テキストなどのコンテンツを識別し、誤情報に対応する重要なステップだという。
アジャラプ氏は「Google DeepMindはGoogleのイノベーションカルチャーの中心であるだけでなく、クラウドを通じてお客さまのイノベーションをサポートします」と力を込めていた。
新しい生成AI体験の開発を支援する「Vertex AI」
次に、Google Cloud AIディレクター プロダクト マネージメント アーワン・メナード氏が登場し、企業がAIから重要なビジネス価値を創出するための支援について、最新情報を紹介した。メナード氏は「われわれの戦略はビジネスユーザーと開発者のさまざまなニーズを満たす製品ポートフォリオを提供することです」と述べた。
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