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「Google Cloud Next Tokyo '24」開催 - 生成AIエージェントの活用へ急速にシフト

マイナビニュース / 2024年8月5日 5時0分

ビジネスユーザー向けには、顧客体験や従業員の生産性向上のために導入可能な事前構築済みのAIアプリケーションとして「Gemini for Google Cloud」「同Google Workspace」「AIエージェント」、開発者向けにはAIハイパーコンピュータ、基盤モデルとしてのGemini、AI統合基盤の「Vertex AI」をそれぞれ提供している。

事前構築済みのAIアプリケーションの良い例として「Customer Experience with Google AI」を挙げた。

同氏は「AIにより強化されたフルスタックのContact center as a Serviceを備え、エンドツーエンドの顧客エンゲージメントに必要なマルチモーダル機能を提供し、例えばWebサイト上のチャットからバーチャルエージェントとの会話、人間の担当者へのシームレスな移行・サポートなどを提供します。これにより、コスト削減、顧客満足度・維持率の向上、従業員の生産性向上を実現できます」と説く。

Vertex AIは、AIエージェントを自社で構築・運用するためにエンタープライズ対応のAIプラットフォームとなり、Model Garden、Model Builder、Agent Builderで構成。

Model GardenはGeminiに加え、Anthropicの「Claude」などサードパーティのLLMも含めて150超のモデルを選択できる。最近では、大容量タスクに対応したコスト効率が高い「Gemini 1.5 Flash」、「Gemma 2」、Anthropicの最新モデル「Clude 3.5 Sonnet」を追加。また、今年後半にはGeminiにおけるユーザープロンプト、モデルの回答、教師ありデータに加え、機械学習処理など、すべての処理が日本国内で完結することもアナウンスした。

Model Builderは、チューニングや拡張、管理、監視などモデルのライフサイクル管理を容易にするという。公開プレビュー版として、Gemini 1.5 Proと同Flashを対象に、大規模なコンテンツキャッシュと新しいプロンプト入力を組み合わせ、Geminiでコンテンツ生成を可能とするコンテキストキャッシング機能を発表した。

Agent Builderは、AIエージェントを開発するため、ノーコード、ローコード、フルコードから選択してセマンティック検索やRAG(検索拡張生成)など検索、外部のデータソースを参照しながら、事実にもとづいて回答するグラウンディングを可能にするものだ。

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