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同じワインがあっという間に、さまざまな味わいで楽しめる! 自動車部品メーカーが作った革命的なデキャンタ

マイナビニュース / 2024年8月22日 7時0分

デキャンタージュには、ワインの温度を上げる効果もある。ワインは冷えすぎていると本来の味や香りが出てこない。デキャンタージュすることで、冷えすぎだったワインの温度を上げ、本来の味や香りを楽しむことができる。
○■掟破りの素材とカタチ、そして機能

そして、かつて在籍した雑誌で「ワイン特集」を担当してから、世界の主要なワインの名前やブドウの産地と品種くらいは知っている、海外でチャンスがあればワイナリーに行ったこともある“そこそこのワイン好き”の私も、「BIRDY.(バーディ)」というブランド名のデキャンタをひとつ持って使っている。

ただそれはガラス製ではない。ミラーポリッシュ仕上げされた、中央が細くくびれたステンレス製のカップだ。ガラス製で底が広いという「デキャンタの常識」とはまったく違う素材だしカタチ。でもこの素材とカタチにもちゃんと理由がある。

ちょっと風変わりなこのデキャンタ、ではどこがスゴいのか。なぜ購入したのか。それは「ワインのエアレーションが速い」から。しかもその「速さ」がハンパない。「爆速」という言葉がピッタリの驚きのスピードだからだ。

このデキャンタの中にグラス1杯分のワインを注いで、ワイングラスのように中のワインを内壁に沿ってほんの数回、時間にして数秒間だけ回転(スワリング)させる。するとあら不思議! 鼻を近づけるとなぜか「魔法のように」ワインの香りが立ち上がる。そしてワイングラスに注いで飲んでみると、ボトルから注いだものより、味も香りも明らかに豊かでまろやかになっている。

さらにスワリングを続けていくと、ワインの香りと味がどんどん変わっていく。同じボトルの同じワインなのに、とてもそうとは思えないほど劇的に変わる。それも数秒間だけで。デキャンタージュをするワインといえば赤ワイン。だが、白ワインでもスパークリングワインでも、これを使えば、ふだんのものとはまったく違う香りと味が楽しめる。

実際に使ってみないと信じられないだろうが、これは「超ハイスピードなデキャンタージュ」ができて、「同じワインをいろいろな香りと味で楽しめる」革命的なデキャンタなのだ。
○■作ったのは自動車部品メーカー

「DC700 デキャンタ」という商品名のこのステンレス製のデキャンタ。開発・製造しているのは愛知県豊田市にある横山興業。1951年創業の同社は独自のプレス加工技術を持ち、主に自動車関連部品を、同じ市内にあるトヨタ自動車をはじめとして国内の自動車メーカー向けに生産している従業員数200名の中堅企業だ。さらに建築資材の製造や太陽光発電システムの販売&施工も行っている。

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