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トヨタ「ランクル70」の魅力とは? 昭和のクルマ好き、大いに語る

マイナビニュース / 2024年8月18日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

トヨタ自動車が日本市場に復活させた「ランドクルーザー70」が気になっている若い方は、意外に多いのではないだろうか? ゴツい見た目、レトロな雰囲気、意外にも500万円を切る価格設定などは、若くて感度の高いクルマ好きにいかにも響きそうな感じだ。

ランクル70のデビュー当時(1984年)を知る昭和のクルマ好きから見ると、このモデルには語り尽くせないほどの魅力があるし、過去モデルへのオマージュもそこかしこに見つけることができる。令和のクルマ好きに伝えたいことがたくさんあるので、ちょっと語らせてほしい。

昭和のクルマが残っている理由

トヨタが「ランドクルーザー70」(ランクル70)を発売した1984年(昭和59年)といえば、ここへきてブームとなっている「昭和」の時代がそろそろラストに近づいてきたころだ。筆者は某通信社に報道カメラマンとして入社して2年目で、その年に発生したグリコ・森永事件を始め、長野西部地震、ロス疑惑、東京・世田谷の電話ケーブル火災、新札発行(1万円札は聖徳太子から福沢諭吉へ)などの現場を、モードラ(モータドライブ)付きのNikon F3とF2(どちらもフィルムカメラです)をドンケ(DONKE)のカメラバックにぶっ込んで駆け回っていたのを思い出す。

そんな時代に登場したランクル70は、20年後の2004年(平成16年)に日本での販売が終了したものの、2014年(平成26年)には発売30周年モデルとして1年間の期間限定で再販を実施。そして2023年末(令和5年)、ついに再再販のカタログモデルとして日本で復活を果たした。

ランクル70の生産が40年間も続いている要因といえば、このクルマが持つ悪路走破能力と耐久性、整備のしやすさに尽きるわけで、UAEやオマーンなど中東の海岸で漁師が地引網を引いたり、道なき道の多いアフリカで人道支援や医療活動の役に立ったりしているというのは有名な話だ。「どこへでも行き、生きて帰ってこられる相棒」として、昭和生まれのランクル70はインターナショナルな活躍を続けている。

そんな理由もあって、ランクル70の基本構造は変わっていない。今どきのモノコックとは異なり、強靭なラダーフレームに四角いボディを載せる方式だ。何らかのトラブルでボディ側が壊れても、最悪、シャシーとエンジンが無事なら走って帰ってこられるという究極の構造である。

こんな話を書いているだけで、昭和生まれの筆者は心が躍ってくる。さてさて、再々販モデルの出来栄えはいかに。今回は実車に対面し、じっくり運転して魅力を探ってきた(ひいき目に見てしまっているのはご容赦ください)。
外観は変わった? 変わらない?

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