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トヨタ「ランクル70」はファッション感覚で乗れる? 昭和男からの忠告

マイナビニュース / 2024年8月20日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

納車まで“2年待ち”とも言われる大人気のトヨタ自動車「ランドクルーザー70」。レトロブームも相まって、令和のクルマ好きからも熱い視線を集めていそうだが、ちょっと待った! このクルマ、最近のクルマのように親切な乗り物とはちょっとキャラが違う。ファッション感覚で買っても問題ないのか、昭和のクルマ好きが実際に乗って確かめてきた。

クセが強い! 問題は乗る人の感じ方

ランクル70のデビューは1984年。2023年末に日本で発売となった再再販モデルは、40年前とほぼ変わらぬ姿で登場した。徹底的にヘビーデューティーにこだわった悪路走破性と耐久性、整備のしやすさは昔のまま。昭和の時代から、その道のプロやクロカン愛好者たちから圧倒的な支持を集めてきた1台だ。

ランクル70の構造は、4WDにすると前後のタイヤが1本の軸でつながるパートタイム式四駆システムだったり、強靭なラダーフレームに取り付けた前後リジッドアクスル、前コイル、後リーフサスペンションの足回りだったり、リサーキュレーティングボール式&油圧パワステのステアリングシステムだったりと見どころ盛りだくさん。昭和の時代にすでに完成していたこのシステムだが、実際に走ってみると、最新設計のSUV群とは異なる部分が見えてくるのは当然だ。それをネガと感じるか、レトロで楽しいと感じるかはドライバー次第ということになる。

ただ、そんなランクル70に憧れたとしても、なかなか試乗してみる機会ははいはず。見た目に憧れて、欲しいという思いを募らせている若い人たちが、やっとの思いで手に入れたランクル70に乗った時に「思っていたのと違う……」と感じてしまうのも悲しい。なので今回は、昭和のクルマ好きが実際に試乗し、ランクル70の普通なところと普通じゃないところをお伝えしようと考えた次第だ。

これは意外! まっすぐ走るランクル70

ドアを開け、Aピラーのグリップ(手すり)に手をかけながら高い位置にある運転席によじ登るのは、ランクル70だけでなく、メルセデス・ベンツ「Gクラス」やランドローバー「ディフェンダー」などヘビーデューティー系SUVならお約束。ただ、エンジンをスタートさせるため、キーシリンダーにカギを差し込んでひねるという行為は、昭和のクルマであるランクル70ならではの儀式だ。これにより、カラカラと響く最高出力208PS/最大トルク500Nmの「1GD-FTV」型2.8L直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジンが目を覚ます。

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