1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

Ryzen 5 9600X & Ryzen 7 9700Xを試す - Zen 5の先駆け、処理性能と電力効率は明確に優秀

マイナビニュース / 2024年8月7日 22時0分

としている。

なお、ゲームに関してはFSRとかフレーム生成などは一切利用していない。それをやるとフレームレートが変化して、CPU性能との関わり合いが判りにくくなるためである。
○◆CineBench R23(グラフ1)

CineBench R23
Maxon
https://www.maxon.net/ja/cinebench

まず単純な性能比較でこちらから。Multi Threadではやはりコアの数が多い(E-Coreがある)Core i5-14600Kが最速である。もしCore i7-14700Kを追加したら、間違いなくこれが最速だろう。その一方でSingle ThreadだとRyzen 9000シリーズが明確に性能を上げている。スペックで言えば

となっており、このSingle Threadでは恐らくMax Boostでの動作という事になると思うのだが、ここから1GHzあたりのスコアを逆算すると

となる計算だ。Ryzen 7 7800X3Dはここから見るとどうもMax Boostの周波数では動いていないっぽいが、Ryzen 5 7600XとRyzen 5 9600X/Ryzen 7 9700Xを比較すると同一周波数なら8%ほどスコアが向上しているのが判る。このあたりからIPCの向上が明確に見て取れる。
○◆CineBench R24(グラフ2)

CineBench R24
Maxon
https://www.maxon.net/ja/cinebench

こちらも傾向は同じで、Multi CoreではやはりCore数が多いCore i5-14600Kが最速であり、もしCore i7-14700Kがあればこちらがより高いスコアになっているだろう。その一方でSingle CoreではRyzen 9000系の性能が光る。CineBench R24と同じように計算すると

となり、やはり8~9%の向上が実現している。
○◆POV-Ray V3.8.2 Beta2(グラフ3)

POV-Ray V3.8.2 Beta2
Persistence of Vision Raytracer Pty. Ltd
http://www.povray.org/

こちらもやはり同じ傾向である。強いて言えばAll CPUのケースでRyzen 7 7600XがRyzen 7 9600Xを、Ryzen 7 7800X3DがRyzen 7 9700Xをそれぞれ上回っているというのは初めてのパターンであるが、ただ上回っているといってもその差は非常に小さい。一方でOne CPUではやはりRyzen 9000系の強さが発揮されている。1GHzあたりの性能で言えば

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください