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Ryzen 5 9600X & Ryzen 7 9700Xを試す - Zen 5の先駆け、処理性能と電力効率は明確に優秀

マイナビニュース / 2024年8月7日 22時0分

GeekBench ML 0.60
Primate Labs Inc.
https://www.geekbench.com/ml/

もう一つAI系ということで、GeekBench MLも実施してみた。グラフ15がOverall Scoreであるが、やはりRyzen 9000系がかなり有利なスコアである。ただGeekBench MLはOpenVINOを利用している事もあり、AVX512-VNNIだけでなくAVX2-VNNIもちゃんと利用して動作することもあってか、Core i5-14600Kでもそれなりに性能が伸びている。グラフ16~18がデータ型別の推論性能の比較であるが、全般を通してやはりRyzen 9000系が有利なのが見て取れる。

ちなみに結果を見ると、BF16とFP32で結果があまり変わらない事に気が付く。これは生データを見てもそうで、OpenVINOの内部的にはBF16もFP32と同じ形で扱っているのでは? という気もしなくもないのだが、その辺はちょっと確認出来ないのが残念である。
○◆3DMark v2.29.8282(グラフ19~21)

3DMark v2.29.8282
UL Benchmarks
https://benchmarks.ul.com/3dmark

先日の3DMark Steel Nomadのレビューの際に書いたように、そろそろFireStrikeはあまり現実的ではないので、今回からテストから外している。

で、まずはOverall(グラフ19)であるが、NightRaidとWildLifeのみCore i5-14600Kが高く、逆にRyzen 7 7800X3Dが妙に低い結果になっているが、これは既知の事実なので省く。すると概ね大差ないというか、まぁCPU性能差が殆ど見られない結果となる。これはGraphics Test(グラフ20)も同じである。それにしてもNightRaidはともかくWildLifeまでこういう特性が出るあたりは、これDirectX 11に絡むとこういう結果が出やすいということだろうか?グラフ21はCPU Testの結果(FireStrikeを省いた結果、Physics Testは無くなった)であるが、ここでもCore i5-14600Kが高いスコアを出している。ただRyzen 9000系もそれなりに性能が出ており、Ryzen 7000系よりBase Frequencyが落ちているのに性能は同程度以上というのはなかなか良い感じだと思う。

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