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【決算深読み】バルミューダの上期決算、大苦戦から「最速で黒字化」目指した進捗確認

マイナビニュース / 2024年8月9日 17時54分

「期末の売上総利益率は31.8%を見込んでいる。円安のなかでも、コスト上昇を最小に抑えるとともに、物流改革を進めており、追加の価格改定でも吸収していくことになる」と述べたほか、「様々な施策を急ピッチで進めてきた結果、おおむね水平飛行に入ったかなと考えている。だが、その期間はまだ短く、水平飛行に入ったとは言い切れないところはある。2024年度の黒字達成を最大の経営課題として追いかける。また、水平飛行からの成長に向けて、アクセルを踏むことを考えなくてはならない。成長基調への回復に向けた準備はかなり進んでいるが、引き続き、新製品の積極的な投入を進め、事業構造の変革も進めていく」と気を引き締めた。

2024年度の製品戦略についても説明。第1四半期には、トースターの新たなラインアップとしてReBakerを発売。第2四半期には、扇風機のGreenFanの新製品として、GreenFan Studioを発売したほか、電気ケトルであるThe Potでは新色を発売。海外での新製品投入も積極化しており、韓国では、The Plate Proに加えて、The Toaster ProやGreenFan Studioを発売。「韓国での実績が良くなっている」とした。東南アジアでの新製品投入も加速していく考えも示した。

「魅力的な製品を、現在の為替レートに照らし合わせて適正な原価で作り上げて、顧客に提供することにチャレンジしている。日本市場においても、下期に向けて複数の新製品を投入する計画である。新製品の開発は順調に進んでいる。また、海外でもさらなる商品ラインアップの拡充を行っていく。海外売上高をいかに伸ばすかが重要なテーマである。とくに米国は重要な地域であり、ここでの積極的な製品展開と、ブランド認知の強化に取り組む。現地でのブランド認知活動をさらに強化していく」と述べた。

また、小型風力発電機の商用化に向けた研究開発を継続する考えを示し、「新たなニュースが出せていないが、着実な進捗があると認識している。性能向上も実現しており、明瞭なビジネスプランも持つことができるようになっている。大きな可能性があるプロジェクトである。慎重かつ大胆に進めていく」と、新事業の展開にも意欲をみせた。
(大河原克行)



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