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ASUS「ProArt PX13」レビュー、出先でもIllustratorとInDesignを酷使できるクリエイター向けノートPC

マイナビニュース / 2024年8月11日 7時11分

あ、ただ1つだけ。BackSpaceキーを叩くつもりがその左に隣接している(というか、1つの孔を共有している分割キートップの片割れ)「バックスラッシュ」キーやEnterキーへの誤入力が多発したのは書きとどめておきたい。
有機ELのおかげで“超高解像度”問題なし

ディスプレイサイズは13.3型で、それがProArt PX13の存在意義(クリエイターが必要とする強力な処理能力を使い勝手のいいコンパクトなボディに収めている)でもあるのだが、一方で最大解像度は2,880×1,800ドットに達する。現在日本で(一般的流通を使って)入手できる13.3型ディスプレイ搭載ノートPCではかなり高解像度な方だといえるだろう。

というわけで、実際の評価作業でもスケーリング設定のお世話になるわけだが、表示がかなりくっきりと見やすい有機ELパネルのおかげで、コンパクトなディスプレイにもかかわらず超高解像度でもズーム設定150%で表示フォントを難なく視認することが可能だった(さすがに125%設定では見にくい)。

それゆえに、Adobe系アプリで作業効率を高めるためにパレットをパカパカパカー!と開きまくっても快適に作業できたのはギリギリの入稿スケジュールでとても助かったのは事実だ。

ただし、光沢パネルを採用したことによって周囲の光を逃がすことなく反射してくれるので、そのあたりで集中力を切らさないことが作業効率維持には肝要だったことも言い添えておきたい。

13.3型ディスプレイを搭載したコンパクトなノートPCだが、本体に搭載するインタフェースは十分に充実している。左右側面に合わせて2基のUSB4 Type-C(Power Delivery対応)を備える他、USB3.2 Gen2 Type-A、microSDスロット、ヘッドホンマイクコンボ端子、HDMI出力を用意している。また、無線接続としては、IEEE802.11beまでサポートするWi-Fi 7)とBluetooth 5.4が利用できる。

Ryzen “AI”の実力を試す

ProArt PX13では、CPUにAMDがCOMPUTEX TAIPEI 2024にあわせて発表したRyzen AI 300シリーズの「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載した。そのアーキテクチャ的特徴と仕様は大原雄介氏によるこちらの記事:「Zen 5」Deep Diveレポート #2 - Ryzen AI 300の正体とRDNA 3.5&XDNA 2 )に詳しい。

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