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ASUS「ProArt PX13」レビュー、出先でもIllustratorとInDesignを酷使できるクリエイター向けノートPC

マイナビニュース / 2024年8月11日 7時11分

Ryzen AI 300シリーズからProArt PX13に採用された「Ryzen AI 9 HX 370」は、TDP(Processor Base Power)は28W、処理能力優先のZen5コアを4基、省電力を重視したZen5cを8基組み込んでいる。CPU全体としては12コア24スレッド対応となる。L2キャッシュの容量は12MBでL3キャッシュの容量は24MB。動作クロックがベース2GHzの最大ブーストで5.1GHzとなる。

さらに、独立した推論演算エンジン(NPU)として「Ryzen AI」(XDNA 2)を実装しており、AI処理に関するスピードを高速かつ高い電力効率で実行できるのも特徴だ。

Ryzen AI 300シリーズには、統合グラフィックスコアとしてRDNA 3.5世代の「Radeon 800M」シリーズが組み込まれているが、ProArt PX13のシステム構成ではディスクリートのGPUとしてGeForce RTX 40シリーズを選択できる。評価用機材ではGeForce RTX 4070 Laptopを搭載していた。

GeForce RTX 40シリーズはNVIDIAの最新世代ノートPC向けGPUの一部で、現行ラインアップにおいてGeForce RTX 4070 Laptopはミドルレンジに位置するモデルだ。NVIDIAは新しいAda LovelaceアーキテクチャをノートPC向けGPUにも導入しており、CUDAコアの数は4608基、ブーストクロックは1230~2175 MHz、グラフィックスメモリはGDDR6に対応してメモリインタフェースのバス幅は128bit確保している。なお、ProArt PX13ではグラフィックスメモリとしてGDDR6を8GB用意している。

なお、CPU以外でProArt PX13に実装された処理能力に影響するシステム構成を見ていくと、システムメモリはLPDDR5X-7500を32GB搭載。ストレージは1TB SSD(PCIe 4.0対応)だ。

Ryzen AI 9 HX 370とGeForce RTX 4070 Laptopを搭載したProArt PX13の処理能力を検証するため、ベンチマークテストを実施した。まずは“基本的な体力測定”としてPCMark 10、CINEBENCH 2024、CrystalDiskMark 8.0.5 x64、3DMark Time Spyを、加えて、クリエイターノートPCとしての処理能力を測定するベンチマークテストとしてPugetBench for Creators 1.2.20に収録されている「PugetBench for Premiere Pro」を用いた。

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