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Paramount+の国内参入が発表されてから間もなく1年、“山の日”にサービスの現状と注目作品を聞いてみた

マイナビニュース / 2024年8月11日 15時0分

外崎:基本的には全世代に届いてほしいのはもちろんですが、われわれは世帯向けビジネスをやっているので、ファミリー向けコンテンツで反応がいいというのは想定内です。そのうえで、サービスを使ってもらえればいいコンテンツがたくさんあるので、高い年齢層にもアピールしていきたいと考えています

——シン・スタンダードの提供開始後、テレビ放送の視聴時間にはどういう影響がありましたか。放送と配信を合わせたJ:COM経由でのコンテンツ視聴の時間についてはいかがでしょうか。

外崎:最新のデータでは、シン・スタンダードの加入者のテレビ放送視聴時間はほとんど減っておらず、横ばい。一方で配信は4倍近く増えていて、放送と配信を合わせた視聴時間としては伸びているので、狙い通りですね。シン・スタンダードを利用できる新型チューナー「J:COM Link」はチューナーが多重になって同時に1番組の視聴と2番組の録画が可能になっていて、視聴体験が改善されているのもプラスに働いているかもしれません。

——旧型チューナーから新型チューナーへの移行は順調に進んでいるのでしょうか。

外崎:こちらも最新のデータでは、380万世帯がJ:COMのサービスに加入いただいていて、160万世帯が旧型チューナー、220万世帯が旧型チューナーとなっています。とくに旧型チューナーを使い続けるメリットがあるわけではなく、更新が面倒だったり配信に興味がなかったりという方が旧型チューナーを使い続けているという状況です。チューナーの移行については丁寧にコンタクトを行っていて、現在は月に数万台というペースで新型チューナーが増えています。これまで正確な計画はたてていませんでしたが、どこかの時点で旧型チューナーを巻き取る必要があるので、今後は計画を立てていく必要があると思っています。

——話をParamount+に戻します。4月にAmazon Prime VideoでParamount+のチャンネルが開設されましたが、J:COM STREAMのParamount+への影響はありましたか。

外崎:とくに影響はみられませんでした。強いて言えば認知度向上のメリットがあったくらいです。

——Paramount+のコンテンツではどんなものが反応がよかったでしょうか。また、今後のParamount+に期待すること、期待しているコンテンツなどがあれば教えてください。

外崎:『スター・トレック』は反応がいいです。『NCIS:シドニー』はケーブルテレビでも人気のコンテンツでしたし、これも人気があります。期待外れだったというようなコンテンツは今のところなくて、いい意味で想定外だったのは、最新作ではないちょっと古めの大作映画が意外と観られていること。『トップガン』『GIジョー』などですね。パラマウント側でも意外だという話でした。今後の作品では、『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』は楽しみにしています。今後も人気のあるコンテンツをどんどん入れてほしいですね。

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