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高橋文哉、撮影中に感情あふれ号泣「自分でも覚えていない」 芸能界に入り“夢”がすべて“目標”に

マイナビニュース / 2024年8月15日 19時0分

――ちなみに今も続けているんですか?

今は、もうやっていないです(笑)

――たとえば、またかわいくなる役が来たらノウハウが活かせたりするんでしょうか?

でも、たぶん同じ役作りはしないです。もし必要になったとしても、今回行ったエステやネイルサロンは、絶対に使わないと思います。そうじゃないと、違う人間にはならないかな、と。またやってみたいなとは思います。

――印象的だったのが、水族館でユカちゃんが「世間がいいっていうものにならなきゃいけないなら、俺は死んでやる」というシーンがすごく印象的でしたが、気持ちなどが重なる部分はありましたか?

水族館のシーンはすごく大事で、ユカちゃんの心の中が出てくるシーンだったので、もう「何も考えずにセリフだけ覚えていく」「その場で出てきたものしか信じない」という気持ちで挑みました。「世間がいいっていうものにならなきゃいけないなら、俺は死んでやる」というセリフも、いい言葉ですが、自分に厳しい言葉でもあり、すごく強い信念がないと言えない言葉だと思います。

撮影ではいろいろなカット割りがあり、そのシーンの“バックショット”を撮るときに、自分でも覚えていないのですが、号泣していたんです。バックショットだから、スタッフさんも後ろからしか見てないわけです。僕には本当に、目の前の水槽の魚と、八虎の横顔しか視界に入っていない。だから本当にその空間が孤独で、誰にも見られていないから出せる感情、出せる表情があって、どんどん気持ちが湧き出てきて、すごく苦しかったんですけど、気づけば本番が終わって「号泣してるわ、自分」と俯瞰的に思って。そしたら萩原(健太郎)監督も「このシーンは、この1カットで大丈夫です」とOKを出してくださって、「えっ!?」と驚きました。その後はもう、監督は水槽の魚の寄りカットを撮ってました(笑)。でも、僕の気持ちが萩原監督に伝わったのかなと。もし前から撮られていたら、ここまで気持ちがあふれなかったかもしれないです。

――普段はカメラに囲まれていますもんね。

その中でもやらないといけないのが役者の仕事なのですが、あの瞬間は、ユカちゃんの感情とリンクしすぎて、もはや「勝手にやってやろう」とすら思ったんです。セリフの間とか台詞とかも、変えちゃえ! と思って。それを認めてもらって、嬉しかったです。
○料理の道を断ち、芸能界入り

――実際には高校の頃は料理の道を目指されていたそうですが、撮影しているときに自身の高校生活を思い出したりはしなかったんですか?

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