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高橋文哉、撮影中に感情あふれ号泣「自分でも覚えていない」 芸能界に入り“夢”がすべて“目標”に

マイナビニュース / 2024年8月15日 19時0分

まったくしていないです。絵画練習はたくさんしましたが、ユカちゃんの気持ちのことしか考えていなかったので。ユカちゃんが試験の際にバツを描いて教室を出ていくシーンでは、「練習したい」と言って何枚も描かせてもらいました。監督にも「どういうのがいいですか?」と見せて。その瞬間の感情をバツの二画に表さなければいけなかったですし、あれこそユカちゃんの作品だと、僕は思っています。『ブルーピリオド』の中で、鮎川龍二としての終止符だったし、名付けるなら「弱さ」という作品だと思います。

――夢もテーマも作品だと思うんですが、大きいことでも小さいことでもこれまでに「夢が叶った」と思ったことはありますか?

夢は、あんまりないんです。このお仕事を始めてから夢を持たなくなりました。すべてが目標です。小さい頃には「料理で生きていきたい」という本気の夢を持っていましたが、結局、自分で芸能界という別の道を選択しました。だから僕は、夢を持つことだけが正解じゃないと思っていて、今持っているのは、現実的な“目標”です。たとえば「『仮面ライダー』になりたい」というのも、夢ではなく目標で、実際に仮面ライダーになれたのは「目標を達成した」という感覚でした。

――その選択には、どのようにして至ったんですか?

料理をずっとやっていても芸能界には入れないけど、芸能界に入れば、その先に料理をする道もあるなと、高校生ながらに考えたんです。料理は今でも好きですし普段からやっていますが、料理だけをする人生は、この先ないと思います。自分で決めちゃったので。

――本当にお忙しいと思いますが、どういうことがモチベーションになっていますか?

最近は「自分が頑張る先に待っていること」を考えるようにしています。例えば「おいしいごはん屋さんに行くぞ」と決めたら、そのために頑張るし。「作品を届けた時の、応援してくださる方々の顔が楽しみだな」とか、「感想を聞くために頑張っているな」という時期もあるし、例えばラジオだったら「夜遅いけど、生放送を喜んでくれるだろうな」とか、そういう気持ちで乗り切っています。

――最後に作品を楽しみにしてくれてる方にもメッセージをいただけたら。

この仕事を始めて、僕が見たことのなかった次元でのお芝居でしたし、僕が知らない世界の役作り、知らない世界の努力でした。作品にかける思いや熱量は、僕が言うまでもなく皆さんに受け取ってもらえると信じています。この作品は「情熱は武器だ」というキャッチコピーで、「情熱」という言葉を使うのは簡単だけど、「情熱を持つ」のは本当に難しいので、小さなきっかけとしてでも、火種になるのが『ブルーピリオド』だったら嬉しいです。熱さを体験しに、劇場に来ていただきたいなと思います。

■高橋文哉
2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』の主人公に抜てきされ、俳優デビューを果たす。近年の出演作に、2021年のドラマ『最愛』や映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル』、『牛首村』(22年)、W主演映画『交換ウソ日記』(23年)、主演ドラマ『フェルマーの料理』(23年)など。2024年は『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、W主演映画『からかい上手の高木さん』、放送中の主演ドラマ『伝説の頭 翔』の他、今後は映画『あの人が消えた』(9月20日公開)、映画『少年と犬』(25年春公開)を控える。
(佐々木なつみ)



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