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大河原克行のNewsInsight 第316回 「技術未来ビジョン」 パナソニックが挑戦する、21世紀の新たな「水道哲学」

マイナビニュース / 2024年8月16日 14時2分

「まずは人に注目し、人の特性や関係性、場の理解を行い、それをサイバーの世界で処理し、アクチュエーションし、フィジカル空間に返していく『人・暮らしモデリング×AI』が肝になる。HIPIEを進化させつつ、良質な教師データを組み合わせることで、価値を最大化していく」などと述べた。

○事業開発へ、ビジョンをビジネスへ落とし込む

一方、事業開発に取り組むについても説明した。

小川グループCTOは、「サステナビリティ関連の取り組みや、人同士のつながりの実現などでは、1社では完結しないことが多い。事業会社からの出口を前提とせずに外に出ていくことや、協業していくことが重要になる」とし、「既存事業のHorizon1だけでなく、隣接する領域でサービスやソリューションを立ち上げるHorizon2、新たなビジネスモデルを立ち上げるHorizon3にも取り組む。1+1で2以上の成果を目指す」と述べた。

共創事業の型づくり、柔軟な外部資産の活用、知財のオープン化、新たな事業の評価指標づくりを通じて、パートナーとの共創や事業開発を推進するという。

「技術未来ビジョンは、儲かるから、これにチャレンジするということから始めたものではない。実現したい社会の姿を起点に始めたものである」としながら、「抽象度の高い内容ではあるが、ビジネスの形にするためには、どんな事業仮説があり、どんな技術がいつまでにどんな形で提供されなくてはならないのかといった技術プロジェクトへの落とし込みを行い、技術を検証し、ビジョンを実現する。目指す姿に共感してくれる人を増やしながら、ビジネスの枠組みにも挑戦していきたい」と述べた。
(大河原克行)



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