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再評価のビッグウェーブが来ているハーフサイズカメラを買った。オリンパスの名機『PEN D3』

マイナビニュース / 2024年8月18日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

メルカリでカメラを買った。
1965年にリリースされた古いハーフサイズカメラ、オリンパスの『PEN D3』である。
入手した個体の製造年は定かでないが、機種自体の製造期間は1965年から1969年なので、55歳の自分より兄さん(姉さん?)である可能性が高い。
購入金額は1万5,800円。納得できる金額だったから出品者の言い値のまま、値切らずに買った。

○■不安がつきまとうクラシックカメラの素人売買を敢えて選ぶ理由

こうした年代物のカメラは故障や不具合があって当然なので、素人同志の売買は少しの不安が伴う。
プロがしっかりチェックしたもの、分解清掃・修理済みで、できれば保証付きのものを買う方がベターだということはよくわかっている。
しかしクラッシックカメラを趣味とする僕はこれまで何度も、ヤフオクやメルカリで素人の出品物を購入してきた。

最初から壊れていたり、ひどく傷んでいたりする「ジャンク品」は避けるが、それなりの状態であれば十分、購入の検討対象になる。
“当方素人のため細部は確認できません”“ノークレーム・ノーリターンでお願いします”などと断りがあるものは、むしろ狙い目。
引き換えに、一般相場より安値がつけられていることが多いからだ。
無論、出品者が素人なりにチェックした内容や、掲載している写真などは隅々まで確認するが、ほぼ大丈夫そうだと思ったら、あまり深くは考えずにエイっと買う。

そうやって買ってきたクラシックカメラは、これまでのところ全て当たりだった。
だから今回も自分の勘を信じ、素人モノを見切り購入したのである。

カメラが到着するや、まずはあちこちの汚れや痛み、動作状態を調べた。
外装やレンズは極めて綺麗で、動作も完璧。どうやら、今回も当たりを引いたようだ。
古いカメラでは壊れているか、動いても狂い気味であることが多い露出計も正確な値を示している。
自分はどうも、“素人取引運”が強いのかもしれない。

しかしこうしたカメラの素人売買は、誰にでもお勧めできるものではない。
僕が買ったこのオリンパス『PEN D3』を例にすると、カメラ屋さんによるオーバーホール済み&保証付きの“プロモノ”でも、2〜3万円代で売られていることが多い。
オリンパスPENシリーズは、1959年発売のファーストモデル(『PEN』)から1981年発売の最終モデル(『PEN EF』)まで、様々なバージョンがリリースされたハーフサイズカメラの代表格。
手頃な価格の大衆カメラとして大ヒットしていたため、生産数は非常に多かった。
だから中古市場には、いまだ程度の良い個体がそこそこの価格で出回っているのだ。

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