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35年目の大公開! 「ダイナブック大作戦 in 秋葉原」でDynaBook初号機の“臓物”をじっくり観察

マイナビニュース / 2024年8月17日 6時0分

この他にも、“たぶん”BIOSを収納しているだろうROM群や、“きっと”CPUのキャッシュメモリとして使っているはずなSRAM群、“もしかすると”グラフィックスコントローラーや入出力コントローラーとして機能するっぽい半導体群が所狭しと並んでいました。

歴代DynaBookの収集も大変なんです

イベント会場には歴代のDynaBook/dynabookも展示されていました。

その内容は2月に開催された「dynabook Days 2024」と共通ですが、法人ユーザーを対象としていたdynabook Days 2024とは異なり、今回は秋葉原の夏休みということで、より多くの一般ユーザーにも35年に渡る歴史と進化を知ってもらえる機会となったようです。

来場者からも「DynaBookの実物ってこんなに大きかったんだー」という声が少なからず聞こえてきました。

ただ、会場にはJ-3100の祖でもある世界初のラップトップPCから始まる歴代モデルの年表も掲げられていましたが、たくさん並んでいる中で、進化の過程で節目となる「エポックメイキング」的なモデルが見当たらないものも少なくありません。

例えば、(超個人的な視点かもしれませんが)、解像度がVGA(640×480ドット。それまでは640×400ドットのCGAだった)となって見やすい白液晶画面を採用した「DynaBook V386 J-3100SX-VW」(超個人的にはCPUをピン互換のCyrix486SLCに換装できたのもエポックメイキング)や、TFT液晶カラーディスプレイとリチウムイオンバッテリーを採用して本体の重さが2キロを切って米国で高い評価を得た「PORTAGE T-3400CT」(超個人的には米国並行輸入で購入すると価格がなぜか20万円を切ってチチブデンキで購入できた大容量のベアドライブに換装できたのもエポックメイキング)も展示さえていません。

Dynabook社の“中の人”に聞くと、東芝には資料として歴代のモデルが保管されているものの、Dynabook社としては同社設立前のモデルは当時所有しておらず、その後地道に収集されているとのこと。それでも、“前世紀”ごろの状態にいい機材はなかなか見つからないといいます。

「え、私、自分で初めて購入したPCのDynaBook J-3100 SS02EやDynaBook V386/J3100 SX-VX(ただしCPUは換装しちゃっていますけど)やPORTAGE T-3400CT(ただしHDDは換装しちゃっていますけど)をまだ持っていますよ」

「ええっ、本当ですか! 後ほど連絡させていただけますかっ」

ということで、もしかするとそのうち、歴代DynaBookのなかに私の所蔵機が加わっているかもしれません。
(長浜和也)



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