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「子連れ出社」を実践する企業に潜入取材 - 子育て世帯の"夏休みの壁"対策、子を持たない従業員の目にどう映る?

マイナビニュース / 2024年8月21日 9時44分

画像提供:マイナビニュース

8月も下旬に差し掛かり、長かった夏休みもあとわずか。子育てと仕事を両立する者にとって夏休みはひとつのハードルです。学校がない期間、我が子が日中どう過ごすか、昼食をどうするか等、普段以上に頭を悩ませる人は多いと思います(かく言う筆者もその一人……)。

家族構成や家庭環境、業種や職種など各々の状況により、理想の両立の仕方は異なるかもしれませんが、その選択肢が多ければ両立のしやすさにつながるのではないでしょうか。今回はその選択肢のひとつとなる"子連れ出社"を実践する企業を紹介します。

子連れ出社導入に至った経緯、どのような形で子連れ出社を実施しているのか、実際の雰囲気やお子さんの様子、さらに子を持たない人の意見を聞いたのでレポートします。
■開放的な空間でのびのび快適に過ごす子どもたち

今回、子連れ出社を実践する企業として取材させてもらったのは、クラウド会計ソフトを提供するfreee。広報ブランド部長の土島あずささんにお話をうかがいながら、実際の様子を見せてもらいました。

子連れ出社としてスペースを開放するのは朝9時から夜7時までの間、小学1年生~中学3年生までの利用を可としています。利用人数を把握する目的も含め、前日までに申請フォームへ入力をする運用にしていますが、当日の急な利用も受け入れているそう。

取材時は3名のお子さんがいましたが、多い時で10名ほどが利用し、初対面の子ども同士で遊んだり、中学生の子が年下の小学生の面倒を見るようなシーンも見られるなど、子ども同士の交流も活発なんだとか。

広々としたテーブルやコンセントのある席もあるので、宿題やドリルで勉強をしたり、デバイスで好きな映画やYouTubeを見るといった過ごし方も快適にかないます。

むきだしの天井や大きな窓から差し込む光で空間には開放感があり、お子さんたちものびのびと過ごしている印象でした。用意されたおもちゃやゲームで遊んだり本を読んだり、中には奥の大きなソファでお昼寝をする子もいるといいます。

子連れ出社を利用する親は同じ空間で仕事をしますが、「見守り隊」と呼ばれる有志のスタッフも常時在席しており、親が会議や打ち合わせなどで少し席を外すというシーンもあるそうです。

子連れ出社と聞くと「ほかの従業員が仕事に集中できなくなるのでは?」 というイメージも浮かびますが、執務エリアではない場所を活用しているのでそのような心配はなく、親も子も、それ以外の従業員も快適に過ごせそうな印象を持ちました。
■子連れ出社立案からの準備期間はわずか5営業日?!

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