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『マウンテンドクター』夏ドラマ初回注目度1位 女性が高数値、『アンメット』からの流れも影響か

マイナビニュース / 2024年8月22日 11時20分

○雄大な自然が織りなす絶景も魅力に

長野県松本市で撮影された雄大な山岳の景色も、物語の舞台装置として欠かせない要素。杉野は「山で撮影ができること自体、贅沢だなと思っていますし、その映像美を画面を通してテレビドラマでお届けできるのはすごくうれしいです」とコメントしている。プロデューサーの近藤匡氏(カンテレ)は長野県松本市出身であり、地元を舞台にしたドラマを作りたいという熱い思いが、この企画が生まれる発端にあったそうだ。

このような長野県の雄大な自然が織りなす絶景も、『マウンテンドクター』の大きな魅力となっていることは間違いない。美しい大自然の中で繰り広げられる命と向き合う医師たちの物語が、幅広い視聴層を惹きつけたのだろう。

SNSでは「内容が分かりやすくて骨太な作品」「トラウマをひとつ乗り越えた歩くんが山岳医になり、MMTのメンバーとどう関わっていくのか?気になります」という声が見られた。山岳医療という未開拓のテーマを背景に深い人間模様を描くこの作品は、今後も注目度を高く保ち続けることだろう。

●「これまでにない警察ドラマ」として注目『GO HOME』
2位は、『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ)。警視庁に実在する「身元不明人相談室」を舞台に、名もなき遺体の身元を特定し、家族のもとに帰すという重要な使命に取り組む刑事たちの物語を描いた作品だ。ミステリーとヒューマンドラマが融合した異色の警察エンタテインメントであり、「これまでにない警察ドラマ」として、視聴者の注目を集めている。

主演を務める小芝風花は、地味で誰も行きたがらない部署に自ら志願して配属された変わり者・三田桜を演じている。対照的な性格の月本真役には大島優子が抜てきされ、2人の息の合ったバディ演技に注目が集まっている。

さらに、吉田鋼太郎が演じる利根川譲治室長も重要な役割を担っている。利根川は57歳の身元不明人相談室長で、一見地味に見えるが、かつては優秀な捜査一課刑事だった。ある出来事をきっかけに現在の部署に異動となった彼の過去にも、物語の鍵が隠されているようだ。

本作の特徴は、従来の警察ドラマとは一線を画す独特の設定にある。犯人逮捕までを描く王道の展開ではなく、身元不明の遺体から始まり、亡くなった人々の秘められた思いを丁寧に描き出すという新しいアプローチを採っている。

脚本を手がける八津弘幸氏は、当初このドラマは民放の連ドラでは実現が難しいと考えていたそうだ。しかし、プロデューサーの熱意により企画が動き出し、リアリティとエンタテインメント性のバランスを慎重に調整しながら、心に響く物語としてドラマ化を実現した。
○男性視聴者から厚い支持

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