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工藤寛顕のいいものブックマーク 第7回 その紫、恥じらう乙女の如し(ACTIVO P1 + qdc SUPERIOR Rondo Purple)

マイナビニュース / 2024年8月25日 23時0分

試聴に先立って、各製品を簡単にご紹介していきます。まずはACTIVO P1から。

本体はAstell&KernのSP1000Mなどと同じくらいのサイズ感で、近年のDAPとしては大きすぎず小さすぎずですが、過去機種のCT10と比べるとやや大型化した印象。一方で重量は約155gと、手にしたときに驚くほどの軽さです。Android OSを操作しやすい画面サイズを担保しつつ、ACTIVOらしい携帯性の高さも残されていますね。

デザインも見ていきましょう。手で握る部分はマットな質感のアルミボディとなっており、サラサラとしていて手触りも良好。背面の上側1/3ほどがやや出っ張っており、そちらには落ち着いた印象のホワイトがあしらわれています。

曲線的な形状も特徴的で、握りやすいのももちろんですが、Astell&Kernの「光と影」を重視するシャープなデザインとも差別化されているように感じました。なんとなくApple製品っぽさもあって素敵です。

ボタン配置や入出力端子周りもシンプル。個人的にはAstell&Kernの伝統ともいえるボリュームホイールが省略されてしまったのがちょっと残念ですが、これもあくまでACTIVOブランドだから、ということなのでしょう。そのぶん、デザインとしてはスッキリまとまっています。機能がわかりやすく、初めてDAPを使う方も安心ですね。

液晶の発色も綺麗で、反応も良くサクサク動きます。先述の通りOSはAndroidを採用しているものの、かなり独自のカスタムが施されており、音楽プレイヤー機能をメインのUIとしつつ一般的なアプリも動作するよ、という感じ。とはいえ、今回のACTIVO P1ではGoogle Playに正式に対応しているため、Android用に配信されているアプリを非常に簡単にインストール可能になりました。

近年のAstell&Kern製品でも「Open APK」というAndroid用アプリのパッケージファイルを直接インストールすることで使用できる機能が搭載されていましたが、やはり扱いやすさは段違いです。一般的なスマートフォンを使っている人も、P1であればすぐになじめそうです。

○美しく光る限定カラーのパープル

続いてqdc SUPERIORをチェック。こちらは昨年7月に発売されたイヤホンで、ハイエンドイヤホンで知られるqdcによる1万円台のイヤホンということで注目を集めました。その注目を裏切ることなく、強烈な完成度の高さで瞬く間に人気機種となっています。

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