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オレオやリッツを作っている「モンデリーズ・ジャパン」ってどんな会社? 碇社長に聞くブランド戦略と社風

マイナビニュース / 2024年9月5日 15時25分

モンデリーズ・ジャパンの基本的な商品戦略は、ブランドの基幹となる商品群の強化だ。「オレオ」ならバニラクリーム、「リッツ」ならクラッカー、「クロレッツ」ならオリジナルミントとクリアミントが基幹商品になる。ただし、日本での喫食シーンに合わせてさまざまなパッケージを販売しているのが大きな特徴といえる。

例として「オレオ」「リッツ」は近年、ファミリーパックに力を入れている。また「クロレッツ」ではスタンドパウチが誕生した。日本の消費者ニーズをリサーチした商品展開にも積極的だ。活性炭を配合した「クロレッツ 炭フレッシュ」は、まさに日本で開発された日本の消費者向けの商品だという。

「日本での行事に特化した商品も展開しており、ハロウィンのシーズンには毎年『オレオ ハロウィンパック』を発売しています。各国それぞれのモンデリーズが、その国の消費者に合う販促施策を実行しようという考えを持ってますので、海外では日本とはまた違うフレーバーのオレオやリッツに出会うことができますよ」

モンデリーズ・ジャパンは、各ブランドを通して「ブランドを楽しむ経験」を提起していきたいと考えているそうだ。例えば、オレオを楽しんだときの盛り上がり、リッツを食べていたときの楽しい時間を通じて、商品設計以上のブランドを作るというのが同社の目指す姿といえる。

オレオにおいては、ユーザーから「オレオのチーズケーキ」や「オレオのブラウニー」のレシピなども投稿されており、楽しみ方は本当に多種多様だ。さまざまな国に展開されている歴史あるブランドだからこそ、いろいろなクッキングの仕方があり、それが同社の考えるブランド価値に繋がっているのだろう。

あわせて、碇氏自身がどのようにモンデリーズ・ジャパンの商品を楽しんでいるのかも聞いてみた。

「私はプライベートで結構お酒を飲む機会が多いので、リッツかプレミアムのクラッカーに生ハムやチーズをオントップして食べるのがすごく好きです。あと最近、リッツにこしあんとバターを乗せて食べる機会があって、これは非常に美味しかったです」

○ガム市場の変遷とニーズの変化

近年のお菓子市場に目を向けると、新型コロナウイルスの流行を境にガム市場が縮小したことが印象的だ。コロナ禍の収束が見えてからは再びプラスに転じており、2024年も需要は回復傾向だが、それでもグミなどに押されている感は否めない。碇氏はこの状況をどのように捉えているのだろうか。

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