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ヒョンデの電気自動車って実際どうなの? 「コナ Nライン」に乗ってみた

マイナビニュース / 2024年9月5日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

韓国のヒョンデはコンパクトSUV「コナ」(KONA)の最上位グレード「コナ Nライン」を日本に導入した。個人的にあまりなじみのないヒョンデなのだが、発売前に試乗する機会を得たので、使い勝手や装備面、乗り味などをじっくりと探ってみた。

ヒョンデが日本で売っているクルマは?

まず、ヒョンデという自動車メーカーについて基本を押さえておきたい。

ヒョンデは韓国の自動車メーカーだ。かつて日本では「ヒュンダイ」と名乗っていた。2010年に日本市場の乗用車販売から撤退(商用向けバスの販売のみ継続)したが、2022年に再上陸を果たし、電気自動車(EV)の「アイオニック5」(IONIQ5)と燃料電池自動車(FCEV)の「ネッソ」(NEXO)の2モデルを導入。2023年11月にコンパクトSUV「コナ」を発売した。今回の試乗車はコナの最上位グレードだ。

コナはガソリン車、ハイブリッド車、EVをラインアップしているが、日本市場で販売するのはEVのみ。日本市場でのEVの盛り上がりに懸けての投入のようだが、世界的に見てEVが失速気味なのは気がかりな点ではある。

身近で乗っている人がいなければ、かつての「ヒュンダイ」も今の「ヒョンデ」もピンとこないかもしれない。自動車ライターをしている筆者であっても、これまで韓国製のクルマにはほぼ縁がなかった。ともすれば、どこかのスタートアップが立ち上げた新しい自動車メーカーなのでは……と勘違いしてもおかしくないかもしれない。実際に試乗するまでは、ワクワクするよりもおっかなびっくりという気持ちが強かったし、とにかく「目新しいクルマ」という印象が強かった。

ところが、実際に乗ってみると印象が変わった。

いざコナに乗ってみると、乗り心地がかなりいい。極上の走りといっても言い過ぎではない。縁石に乗り上げても、高速道路で段差を乗り越えても、ドライバーを優しく包んでくれるような振動で不快感がない。

アクセルを踏み込めばEVならではの爽快な加速感が楽しめる。それなりに勾配のきつい高速道路の合流でも、遅れることなく流れに乗ることができた。

ハンドリングも優秀。停車時や低速時は驚くほど軽い一方で、速度が上がればほどよい重さが加わり、ブレることなく安定した操舵が可能となる。ブレーキも強めに踏めばしっかりと制動し、軽く踏めば思った通りの緩やかな減速へと導いてくれる。クルマとしての完成度がとても高いことに感心した。

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