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ヒョンデの電気自動車って実際どうなの? 「コナ Nライン」に乗ってみた

マイナビニュース / 2024年9月5日 11時30分

Nラインは最上位グレードだけあって装備が充実している。いまや必須ともいえるスマホのワイヤレス充電はもちろん付いている。フロントガラスに速度などを表示するヘッドアップディスプレイもクリアで見やすい。高級車にしか付いていないイメージのあるシートベンチレーションも完備していて、風量は3段階で調節が可能。BOSEのプレミアムサウンドシステムまで装備していて、至れり尽くせりといった印象だ。シートはアルカンターラ素材で肌なじみがよく、いつまでも触れていたいと思わせる上質さがある。

運転に必要な装備はもちろん、あれば便利という装備も一通りは備わっている。ここまで装備が充実していて価格は506万円(N Line)。かなりお得なのではないだろうか。

新興メーカーとは違う確かな出来栄え

ここまで読んでいただいた方の中には、「他の有名メーカーのクルマも、最近はみんなそんなもんだろう」とお感じになった方もいるかもしれない。でも、決してそんなことはない。誰もが知る有名メーカーのクルマであっても、デザインや装備だけにこだわっていたり、加速力だけに注力して装備はオプション扱い(いわゆる別売り)だったりして、クルマの基本性能と快適性のバランスがいまひとつと感じるモデルも少なくないのだ。

コナは「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能と装備面での「快適性」を高い次元で両立できているクルマだ。1967年からクルマを作り続けてきた老舗メーカーだからこその完成度と言えるだろう。

すでに発売済みのグレードとNラインの違いはNライン専用装備が付いているかどうかで、走りやスペックに大きな違いはない。低重心を強調するフロントとリアのバンパー、大型のウイングタイプのリヤスポイラー、19インチアルミホイール、赤いステッチが特徴のアルカンターラ/本革コンビネーションシートなどがNラインの専用装備となる。個人的には、リヤスポイラーがあるとないのとではずいぶん印象が違う。可能ならリヤスポイラーの付くNラインを選びたいと思った次第だ。

バッテリー容量は64.8kWh、一充電航続距離は541km(Voyageグレードは625km、Casualグレードは456km)。これだけ走れば長距離走行も申し分ない。

オンラインで買っても大丈夫?

ヒョンデは日本市場に再上陸した際、これまでとは全く異なる販売戦略をとった。インターネットでのオンライン販売のみという大胆な戦略だ。とはいえ、実車を見てからでないと買えないというユーザーは多い。そこで、横浜に車両の試乗や整備などを行う日本市場の中核施設「Hyundaiカスタマーエクスペリエンスセンター横浜」を開設。ここには、旅行を兼ねて遠方から試乗や納車に訪れる人がたくさんいるという。

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