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"会員数日本一のジム"になった「チョコザップ」が仕掛ける新たな戦略とは?

マイナビニュース / 2024年10月2日 10時30分

――最後に、今後の中長期戦略についてもお聞きかせいただけますか?

今は海外展開にも力を入れています。現在は中国や台湾、香港、アメリカなど世界6都市、計11店舗を展開しています。とはいえ、まだテスト段階ではありますから、今は各都市に合ったノウハウを身につけることが重要。しかるべきタイミングがきたら本格出店を進めたいと考えています。

――国内の目標についてはいかがでしょうか?

まずは地方への進出にさらに注力したいと考えています。「場所はあるけど人がいない」「最寄りのコンビニまで車で20~30分かかる」「店を開いても売上にならない」「コト消費や自分磨きを楽しめる場所が存在しない」といった地域は全国に多々あります。そういう場所では、何をするにも採算が合わないんですよね。

――そういった土地にもチョコザップは進出できるんですか?

われわれは地方自治体と連携することで、当初計画していた必要最低限の商圏人数を大幅に下回るような人口密度の自治体でも店舗を展開できています。

例えば、チョコザップが展開している三重県の木曽岬町は1㎢あたりの人口密度が382人、兵庫県の養父市は1㎢あたり52人。ちなみに、東京の中野区は1㎢あたり22,121人です。

一般的なジムの場合、大体1坪あたりの会員数が大体2.2人と言われているのですが、養父市のチョコザップは1坪あたり24人。街の人口密度はすごく低いのに、この店舗の利用者数はものすごく多い状態を作り出せています。地方でも十分に集客できるし、ビジネスも成立するということですね。

――なぜそんなことが実現できているんですか?

やはり地方在住だと近場に娯楽施設がないんですよね。例えば高齢者のみなさんがチョコザップでカラオケなんかすると、めちゃくちゃ盛り上がると思います。地方にこうやって楽しめる環境を用意することで、高齢者のみなさんも活動的になるし、前向きに生きられるようになります。

地方にはまだまだ使われていない土地、使われていない施設があります。そういう空きスペースを活用しながら、今後も地方を含めて出店数を増やし、健康の社会インフラ化に貢献していきたいですね。

写真:曳野 若菜

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
(猿川佑)



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