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kintoneでゼロから始めるノーコード開発 第7回 計算式や関数を使って数値データの自動計算を行う

マイナビニュース / 2024年9月6日 11時0分

「計算」フィールドの設定方法は、単独で「計算」フィールドを配置した場合と同じだ。適当なフィールド名(列名)を指定し、「フィールドコード」と「演算子」で計算式を指定する。さらに、計算結果の表示方法を指定して「保存」ボタンをクリックする。

あとは「アプリを公開」ボタンをクリックして編集作業を終えるだけ。上図のように既存のアプリを編集した場合は、「アプリを更新」ボタンをクリックして、アプリの編集を確定すればよい。

データの入力画面で動作を確認した例も紹介しておこう。テーブルの1行目にデータを入力すると、その行内で計算が行われ、計算結果が表示される。今回の例の場合、「単価」×「数量」の計算結果が「金額」の列に表示される。

続いて、「+」アイコンをクリックして2行目のデータを入力する。すると、2行目についても「単価」×「数量」の計算結果が「金額」の列に表示される。

もちろん、3行目以降も同様に「単価」×「数量」が自動計算されていく。このように、テーブル内に「計算」フィールドを配置した場合は、各行で同じ計算が繰り返される仕組みになっている。
関数SUMで合計を算出する

複数の数値データについて、その「合計」を算出したい場合もあるだろう。この場合は、関数SUMを使って「合計」を算出すればよい。先ほど示したテーブル内にある「金額」の列を合計する場合を例に、具体的な操作手順を解説していこう。

アプリの編集画面を開き、「金額」の列にフィールドコードを指定する。今回は、フィールド名と同じ「金額」という文字をフィールドコードに指定した。

続いて、合計を算出するための「計算」フィールドを配置する。このとき、「スペース」のパーツを使って余白を調整すると、「金額」の列の真下に「計算」フィールドを配置できる。

「計算」フィールドを配置できたら、計算方法などを設定していく。「歯車」のアイコンから「設定」を選択する。合計を算出するときは、「計算式」の項目に関数SUMを記述する。関数SUMのカッコ内には“合計する列のフィールドコード”を記述する。今回の例の場合、計算式に「SUM(金額)」と記述すればよい。関数の場合も、最初の「=」(イコール)は不要となる。

アプリを更新して動作を確認してみよう。データの入力画面を開き、テーブル内に「単価」と「数量」の数値データを入力していくと、各行の「金額」が自動計算される。さらに「金額」の合計も自動計算される。

このように関数SUMを使って「合計」を自動計算させることも可能だ。Excelに慣れている方なら、計算式や関数の使い方をすぐに理解できるだろう。念のため、Excelと異なる部分をまとめておこう。

参照されるフィールドに「フィールドコード」を指定しておく

セル参照に相当する部分を「フィールドコード」を記述する

先頭の「=」は不要

こういったルールを覚えてしまえば、kintoneでも自由自在に計算を行えるようになるはずだ。参考までに、先ほどの例に“消費税(10%)の計算”を追加した例を紹介しておこう。

Excelを使える方なら、上図を見るだけで計算式の指定方法を理解できるだろう。これからkintoneを試す方はもちろん、すでにkintoneを使用している方も、ぜひ参考にしていただければ幸いだ。
(相澤裕介)



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